難しい単語も一発検索! Googleドキュメントの「正規表現」を使った検索と置換の便利技 【今日のワークハック】
より高度な置換を使う
標準の「検索と置換」でよくある問題のひとつが、別の単語の中に含まれている単語までもが、たびたび置き換えられてしまう点です。 たとえば、「bar」という単語を「pub」に置き換えたい場合、「bargain」がpubgainになったり、「barbershop」がpubbershopになったりするわけです。これではおかしな文になってしまいます。 そんなとき役に立つのが正規表現です。正規表現を使えば、見つけるのは「bar」という単語だけであり、もっと長い単語の一部に「bar」が含まれている場合は除く、という意図を明記することができます。 RE2構文では、\bは「単語の境界」を意味します。検索はその単語に限られ、同じ文字を含む他の単語には影響しないことを、明確に指示できるのです。 この例では、以下の正規表現を使えば、「bar」という単語だけを見つけ出すことができます。 \b(bar)\b この正規表現を入力したら、次に変更の欄に、「pub」と入力してください。「bar」と完全に一致する単語だけが置き換えられるのはわかっていますから、自信をもって、すべて置換をクリックしましょう。
注釈番号を削除する
文章で何かを主張するときは、注釈番号をつけて読者にその情報元を示し、情報の有効性を保証する必要があります。 ところが、ウェブサイトから引用する際は、引用文で参照されているページまで、あなたの文章に載せるわけではありませんから、こうした注釈番号は必要ない場合があります。 そのようなケースでは、注釈番号が残っていると、文章がごちゃごちゃして見にくくなってしまいます。 正規表現を使えば、Googleドキュメントのこうした注釈番号をすばやく取り除き、必要なテキストだけを残すことが可能です。以下のテキストを例にしましょう。 注釈番号とカッコを一つひとつ削除するのは、かなり面倒な作業です。けれども、こちらの正規表現を使えば、すべての注釈番号を一度に見つけることができるのです。 \[\d+\] \d+は、1つ以上の数字を求めていることを意味します。カッコ( [ ] )は、その数字がカッコで括られているという意味です。この正規表現を入力したら、次に変更を空欄のままにして、すべて置換をクリックすれば、注釈番号がすべて削除されます。