「プロ野球90年」モーニング娘。牧野真莉愛さんが語る「LOVE新庄」 「いつもキラキラ。外野席からでもすぐに分かるんです」
発足から90年を迎えたプロ野球への思いを聞くインタビューシリーズ。アイドルグループ「モーニング娘。」の牧野真莉愛さんは、公式プロフィールの「好きな音楽ジャンル」に「ファイターズ選手別応援歌」を挙げるほどの日本ハムファン。のめり込んだのは、現役時代の新庄剛志監督との出会いがきっかけだった。(聞き手 共同通信・小海雅史、児矢野雄介) 【写真】新庄監督の就任が発表されると、状況が一変 ネガティブに捉えていた東京の知人が… 香山リカさんが語る日本ハムの魅力
▽「フォーエバーLOVE新庄」 中日で活躍した岩瀬仁紀投手と同じ愛知県西尾市出身で、ひいおじいちゃん、おばあちゃん、母と代々中日ファン。私も物心ついたときにはナゴヤドームに試合を見に行っていました。おばあちゃんに福留孝介選手のユニホームを買ってもらった記憶があります。 ファイターズファンになったきっかけは、4歳の時に初めて札幌ドームで観戦したとき。新庄が大リーグから日本に戻ってすごく人気だったので、手紙を書いたんです。試合前にグラウンドに向かって「新庄お手紙だよー」って叫んだら出てきてくれて受け取ってくれて、そこから「LOVE新庄」になりました。優しくしゃべってくれて「いい子いい子」してくれたのを覚えています。 新庄はいつもキラキラしている。外野席からでもすぐに分かるんです。引退してバリ島に住んでいるときもずっと、「フォーエバーLOVE新庄」でした。始球式をしたときのインタビューで「夢は何ですか?」と聞かれ、「新庄とキャッチボールがしたいです」と答えたこともあります。監督になる前に一度テレビ番組で共演させていただいたら覚えていてくれて、「真莉愛ちゃん、久しぶり」と言ってくれました。
現役時代に登録名が「SHINJO」だったので「新庄さん」というより「SHINJO」のイメージ。監督になってからもキラキラしているのは変わらないけど、去年ぐらいからはちょっとピリッとした雰囲気。優しい「SHINJO」も好きだけど、真剣な「SHINJO」もかっこいいです。 ▽稲葉ジャンプで自己PR ファイターズが日本一になった2006年はプレーオフも日本シリーズも全部現地で見ました。新庄の引退セレモニーも見たんですけど、まだ小さくて引退の意味が分かっていませんでしたね。その後もファイターズが好きなのは変わらず、ダルビッシュ有投手はもちろん、坪井智哉選手や小谷野栄一選手も好きでした。「モーニング娘。」のオーディションでは、稲葉篤紀選手の応援でファンが跳びはねる「稲葉ジャンプ」で自己PR。それで受かったようなものだと思っています。 2016年の日本一のときは、もう「モーニング娘。」として活動していたので、クライマックスシリーズや日本シリーズは見に行けなかったんです。広島で日本一を決めた日は岡山でコンサートがあって、その後に翌日の公演を行う広島に移動しました。新幹線の中からマツダスタジアムが見えて、「近くにいるのになあ」って思ったのを覚えています。札幌での優勝パレードでは、NHKさんの中継にゲストで呼んでいただきました。