バリ島ウブドの「リッツ・カールトン・リザーブ」は、最高峰のオトナの遊び場だった!
忙しない日常を飛び出してバカンスに行くなら、とことん心身をリフレッシュできる場所がいい。そこでおすすめするのが、バリ島ウブドの「マンダパ・リッツ・カールトン・リザーブ」。深い森に囲まれた楽園が、大人に無垢な時間を与えてくれます。 モテる宿にはワケがある
超高級リゾートで童心に帰る
なぜ大人になると高級リゾートに行きたくなるのか? 仕事を頑張ったご褒美とか絶景ホテルへの憧れとか色々あると思いますが、「童心に帰る時間がある」というのもポイントだと思う今日この頃。 大人だって、水遊びとかお絵描きとかピクニックをすると、自然と笑顔になる。たまにはブランコだって乗りたい。でも、都会で大人が子供みたいに遊べる場所を見つけるのは難しい。だから、お金をかけてちょっと遠くへ。 無邪気に遊ぶことが最高のリフレッシュだと教えてくれたのは、バリのウブドにある「マンダパ・リッツ・カールトン・リザーブ」(以下マンダパ)でした。 “リザーブ”の名がつくのは「リッツ・カールトン」の最上級ラインの証であり、世界にまだ6軒しか存在しません。行く前から上質さへの安心感を抱かせてくれるブランドです。
第一印象が“桃源郷”
まず始めに、「マンダパ」のロケーションが面白い。デンパサール空港からタクシーで約80分。運転手さんが「もう着きますよ」と言って進むのは、賑やかな大通りを脇に入った小径です。下町風の壁が続き、「この先に最高級リゾートが……?」と疑わせますが、門をくぐると一気に静謐になるというギャップ。期待が高まります。
リゾート内の最初の見せ場は、ロビーからの眺め。眼下に見えるのは、森と川に囲まれた桃源郷のような集落。「マンダパ」という名のリッツ村です。鮮やかな花が咲いて緑も深く、水田のせせらぎがあり、まるで大人のファンタジー。バカンスに期待する高揚が初っ端からきて、「これこれ~!」と膝を打つ。桃源郷マジックで空気まで美味しく感じてきます。
聞けば元は田んぼと100年以上続くお寺があった場所。その両方を残し、日本人のGM以外は全員がバリ人、8割はウブドの人々とあって、地域密着型のリゾートとなっています。「マンダパ」はサンスクリット語で寺院を意味するので、いかに受け継ぐお寺を尊重していることか。 全ゲストにバトラーが付き、私はマデさんという名のバトラーにお世話になりました。広報担当者に、どのような人がバトラーに配属されるか聞いたところ、「カルチャーが深いウブドにあるホテルなので、バリの文化や習慣に対する感受性の高い人。地元の伝統や規範を理解し、尊重していれば、ゲストの体験をより豊かに出来るはずだからです」との返答で納得。