「日本のエース、メジャーに」と速報 佐々木争奪戦にドジャースなど―米大リーグ
【ロサンゼルス時事】プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が米大リーグ移籍を目指すことが発表され、米メディアでも大きく報道された。 【写真】力投するロッテの佐々木 大リーグ公式サイトは「日本のエースがメジャーに来季やってくる」と速報。スポーツ専門局ESPNは「世界で最も才能のある投手の一人。23歳にメジャーへの道が開かれた」とし、「160キロ超の直球に加え、スプリット、スライダーが武器」などと特長を紹介した。 各メディアではフリーエージェント選手のランキングを発表しており、佐々木は今季ヤンキースでプレーしたソトらに続く移籍市場の目玉とされていた。今月行われたゼネラルマネジャー(GM)会議でも動向が話題になった。 以前から獲得に積極的と言われているのが大谷翔平、山本由伸両選手が所属し、今季のワールドシリーズを制したドジャース。来季は大谷が投手として復帰する見込みだが、先発投手が補強ポイント。佐々木にとっても昨年のワールド・ベースボール・クラシックで共に戦った先輩が在籍している心強さがある。フリードマン編成本部長は今秋に来日し、佐々木の登板を視察。「いい投球だった」と評価している。 イニング数の少なさやけがの多さを懸念する声がある一方、渡米前3年間の比較では三振を奪う能力が大谷や山本を上回っているとのデータを示すメディアもあり、前評判は高い。ヤンキースなど多くの球団が興味を示しているとされ、争奪戦が予想される。