東京都、年末年始稼働の医療機関・薬局に財政支援 重症患者1人1日30万円、薬局1日3万円
東京都の小池百合子知事は21日、臨時会見を開き、年末年始(12月29日~1月3日)に新型コロナウイルス患者を受け入れる医療機関や、調剤薬局などに財政支援することを明らかにした。「医師や看護師をはじめとする医療従事者の苦労に報いていきたい」と語った。
小池知事は「入院患者の増加が続くことによって、医療現場には大変な苦労を掛けている」と指摘。年末年始にコロナ患者を受け入れる医療機関に対し、重症患者1人に対して1日30万円、軽症・中等症患者1人に対して1日7万円を支援する。すでに患者が入院している医療機関も対象となるという。 また、小池知事は「都は発熱などの症状がある人のためにすでに3200か所を超える機関を指定してきた。これらの機関に協力金をお支払いする。そして都民の皆さんが年末年始も受診できるような体制の確保に努める。診療所などと連動する調剤薬局も支援する。それによって、必要な薬を入手できるようにする」とも説明した。 具体的には(1)診療・検査医療機関1日当たり、4時間の体制確保で15万円。4時間以上の場合は1時間当たり3万7500円(2)薬局は1日8時間以上の開所で1日3万円――が協力金として支払われる。