JAL松山初の女性支店長は現役CA!スチュワーデスの時代から見てきた航空業界の変化
初めて女性のトップを迎えてスタッフたちは―。 青野副支店長: 「おもてなしであったり、支店の業務においても気配り 心配り、チームづくりにはすごく気配りしている」
こちらは同じく客室乗務員としても働く営業スタッフです。 松山支店 JALふるさとアンバサダー 佐々木裕子さん: 「一番身近にモデルケースというかそういう先輩が目の前にいるということは大きな存在」
スチュワーデスと呼ばれていた時代から
澤田さんが日本航空に入社したのは1991年。当時はまだ客室乗務員が「スチュワーデス」と呼ばれていた時代でした。 澤田さん: 「客室乗務員として入社した者は、その中で最後まで働き続けて退職を迎えるというのが通常だったと思う。ある意味 箱の中で自分がステップアップしていくんだという感覚があった」 その後、日本航空は2010年に経営破綻。再建を図りながら女性活躍の推進も進めます。
2018年、澤田さんは客室の安全を所管する部署に異動。 澤田さん: 「今機内で、離陸するまでに皆さんにご覧いただく安全ビデオの作成にも携わりました」 そこに訪れたのが新型コロナの感染拡大でした。 「航空会社としての存在意義は何だろう。組織としてどうあるべきかというのをしっかり考える転換点だった」 そしておととし、澤田さんは徳島支店の支店長に。初めて畑違いとなる営業職に就きました。 「サービスと安全を経験した私が、営業の部分でできることは必ずあると上司も言ってくれたので」
JALグループでは女性管理職が全体の約3割に
今年4月には客室乗務員出身の鳥取三津子氏が社長に就任。現在、女性支店長は澤田さんを含め全国で7人を数えるなど、女性の管理職への積極的な登用を進めていて、管理職全体に女性が占める割合は29.8%となっています。
日本の空の玄関口 羽田空港。澤田さんの姿は第一ターミナルに隣接する施設にありました。 澤田さん: 「乗務員が出発のときに到着のときにブリーフィングをする。その便の安全のことサービスのことお客様のこと、すべてこちらで集まって出発の前に話す」