池袋暴走事故の遺族を脅迫、市役所に中傷メール送った疑い 横浜市の女子中学生(14)を書類送検
今年9月、「池袋暴走事故」の遺族、松永拓也さんをメールで脅したほか、愛媛県の松山市役所にも中傷メールを送った疑いで、警視庁は横浜市の女子中学生を書類送検しました。 書類送検されたのは、横浜市の中学3年生の女子生徒(14)で、今年9月、交通事故で家族を失った遺族でつくる団体に、池袋暴走事故の遺族、松永拓也さんを脅す内容のメールを送り脅迫した疑いなどがもたれています。 警視庁によりますと、メールには「暴走事故の子どもと妻が死んで悲しいか。辛いなら私がかわりに殺してあげようか」などと書かれていました。 松永さんは10月、松山市内で講演を行いましたが、この際に女子生徒が主催者の松山市に対しても誹謗中傷するメールなどをおよそ10通送ったとして、警視庁は威力業務妨害の疑いでも書類送検しました。 女子生徒は任意の調べに対し「私的な悩みがあり、誰かに助けてほしくて、脅迫メールを送れば相談に乗ってくれる場所を紹介してくれると思った」などと話しているということです。 松山市によりますと、メールは講演会が開かれる前の9月に届き、警察に被害届を提出したということです。 女子生徒が書類送検されたことを受け、松山市の担当者は「人権教育や啓発を進めていく中で人権侵害が起きたことは、各自治体が取り組んでいかなければならない内容の問題提起があったと思う」とコメントしています。