女子中高生の間でブレイク中――ショートムービーサービス「Vine」とは?
いま、インターネット上で「Vine」というショートムービーサービスが人気を集めています。Youtubeやニコニコ動画など従来の動画共有サービスとは一線を画すVineとはどのようなものなのか、人気の理由や今後の展開予想などを見ていきましょう。
女子中高生の間で人気の「Vine」
「Vine」は米Twitterが新興企業のVineを買収し、2013年1月に提供開始したショートムービーサービスです。スマートフォン向けアプリで最長わずか6秒の動画を撮影・アップロードすると、アプリやWebサイト上で無限ループ再生される仕様になっています。スマートフォン向けアプリはまずiOS向けに公開された後、AndroidとWindows Phone向けにも提供を開始。11月22日には日本版アプリのユーザーインターフェースを日本語化しており、2013年8月時点で全世界のユーザー数が4000万人を突破しました。 マーケティング・リサーチ会社のリビジェンが1月7日に発表した動画配信・共有サービスに関する調査結果によると、サービスの認知度は「Youtube」(96.2%)、「ニコニコ動画」(67.8%)、「TwitCasting(ツイキャス)」(23%)というメジャーサービスに次いで「Vine」が9.6%を記録。年代別では10代が22.5%、20代が6.5%、30代が4.2%と、10代の中学生・高校生から圧倒的な人気があります。実際にインターネット上の評判を見ると、特に女子中高生の間でブレイクしているようです。
手軽さが魅力のTwitter公式動画アプリ
Vineの魅力は、サービス自体が非常にシンプルかつ使いやすいところです。まず撮影方法については、アプリを撮影モードにしてから画面にタッチしている間だけ録画が行われます。複数のシーンで構成された動画を撮りたい時も、編集作業は要りません。シーン1を撮ったら指を離し、再び画面に触れればその続きからシーン2が撮れるわけです。そして撮影した動画は、アプリから簡単にアップロードができます。 視聴に関してはアプリ上からだけでなく、Webサイトからも行えます。ここで強さを発揮するのが、米Twitterが提供しているサービスということ。公式動画アプリとしてSNS「Twitter」と連携しているため、ツイートするだけで内容が面白ければあっという間に拡散していきます。