「行事が減ったのは保育士が楽をしたいから?」現役保育士が赤裸々に明かす、昔と違いすぎる“令和の保育園事情”
本当に必要な行事とは
保護者の方の0歳や1歳のかわいらしい姿を運動会、発表会で見たいという思いもとてもよくわかります。 とはいえ、子どもにしてみれば、知らない環境で、知らない大人の前で、いつもと違うことをするということに不安を覚える子もいれば、泣く子もいるかと思います。実際に我が子が0歳の時の運動会は、ただただ泣いているだけでした。 子どもが泣いている行事って、本当に必要な行事なのでしょうか。 乳児クラスの行事の必要性や、夏祭りといった行事に保護者が参加するか否か。誕生会を月毎に行うのか誕生日を重視してクラスで行うのか。そういったひとつひとつの行事を見直して保育士が話し合い、ねらいを定めている最中の園もまだまだ多いかと思います。 保護者にしてみれば「行事が減ってしまった」「やっていることが物足りない」と感じるかもしれませんが、保育園側が楽をしたいからではなく、子どものためを考えた結果であることを知ってほしいなと思いますし、保育園側もしっかり保護者に説明する必要があるなと思っています。 子どもを取り巻く給食のルールも変化しています。そのお話は次回。
【Profile】はる(@hr_hoiku)
小2女子と年中男子の2児のママ。新設保育園の立ち上げも経験した12年目の現役主任保育士。現場の経験を生かして、保育園側の視点と保護者側の視点からの情報や、子育てが少しでもラクになる保育士のハックを発信。保育士、幼稚園教諭1種、認定ベビーシッターの資格も保有。
with online