令和の外来語「ゴースティング」とは?人間関係で突如起こる、あの現象も意味します
みなさんは「ゴースティング」という言葉を知っていますか? この時期なのでハロウィンに関する言葉かなと思いきや、実はシーズン関係なく、わりと身近な行動を表す言葉なんだとか。恋人や友人にやられた経験がある人も多いかも!? 今回はこの「ゴースティング」について、20~60代の男女406人にアンケートを実施し、認知度を調査してみました。
「ゴースティング」の意味を知っている人は6%
「ゴースティング」とは、大きく2つのタイプの意味があり、1つ目は、知人や恋人が突然何の連絡もなく、音信不通になる行動のこと。つまり「蒸発」や「失踪」を表す言葉。特に恋活や婚活などでは見かけることの多い行動です。語源はやはり「ゴースト」から来ていて、幽霊のように存在を消すこと。さらに「ティング」は、現在進行形を表すので、今まさに行われている状態に使われることが多いようです。 そしてもう1つが、ゲーム業界において使われる言葉。例えば、オンラインゲームの実況を見ながらプレイをして自分のゲームを有利にする行為のことを言ったり、ステルスゲームで敵に発見されることなく目標を達成することなどを意味しています。ゲーム界隈では禁止行為とされているようです。 そんな2種類の意味がある「ゴースティング」ですが、その言葉の認知度について調査してみると、「知っている」という人はわずか5.9%と判明。ちなみに年代に見ると、意外なことに知っていると答えた人が最も多かった年代は60代で約15%、次いで20代が14%という結果になりました。 ■「ゴースティング」という言葉の意味を知っていますか? 「知っている」……5.9%(24人) 「知らない」……94.1%(382人) ちなみに「知っている」と答えた人の約8割が、ゲーム用語として知っていることが判明。恋愛や人間関係の意味で知っているという人はかなり少ないことがわかりました。
3人に1人が「幽霊体験」に関することと想像
予想以上に知られていなかった「ゴースティング」という言葉。「知らない」という人には、その意味について想像してもらいました。その結果、約3人に1人(126人)が「ゴースト」という言葉から意味を想像し、「幽霊体験」や「おばけに関すること」と回答。「幽霊のように姿を消す」とか「おばけのように存在を消す」と言った正解に近い意味を答えている人も何人かいました。多くの人が、「心霊体験をすること」「お化け屋敷に行くこと」などと答える中、「ゴースト」+「イング」と考え、現在進行中で「恐怖体験をしている」とか「肝試しをしている」と考える人も多く見られました。 「ゴーストのように、急に消えたり現れたりすること?」(33歳女性/その他) 「実態の無い幽霊会社を作る」(36歳男性/学生・フリーター) 「おばけになりきる、おばけのペインティング?」(39歳女性/その他) 「ゴーストライターを探すこと」(41歳女性/総務・人事・事務) 「幽霊のように人に完全に気付かれずストーキングする事」(44歳男性/総務・人事・事務) 「幽体離脱のこと」(54歳男性/総務・人事・事務) 「幽霊と遊ぶアトラクション。」(67歳男性/営業・販売)など また、約2割程度の人が、ゴーストのイメージから、行動や性格を表す言葉や人と想像したようです。 「人の代わりになにかをすること」(29歳女性/コンピュータ関連技術職) 「気配を消すこと」(36歳男性/その他) 「幽霊のように影の薄い人」(37歳男性/その他) 「行き過ぎている人」(49歳女性/主婦) 「存在感のない人」(51歳男性/その他) 「その人の行動をパクること」(52歳女性/総務・人事・事務)など