この先の日本のかたち 「自動車の楽しさ」の未来 ぶかっこうなクルマ いすゞピアッツァ【復刻・徳大寺有恒「俺と疾れ!!」】
■ピアッツァは今でもいい
(友人が1989年製のいすゞのピアッツァに乗っているという読者の方からの、「もう少し走りに徹すれば、いすゞのクルマは今も生き残っていたかもしれないと時々思うことがありますがやはりいすゞという会社はコスト管理が甘かったのでしょうね」という声に) ピアッツァはジウジアーロのデザインですが、やはりいいですね。ピアッツァのドアを開けてそのドアをよく見てください。特に開閉部を見ればジウジアーロの美的センスが見て取れますよ。 もともと"アッソ・デ・フィオーリ"というクルマでジュネーブショーに出展し、117クーペの後継モデルとしてこれをいすゞが市販化したのです。このクルマを見るたびにドアのカーブの美しさを思います。