アウディが48Vのマイルドハイブリッドエンジンを搭載した新型「A5」シリーズを公開
よりダイナミックなシャーシとステアリング設計
アウディのDNAに忠実なドライビング体験を実現する決定的要素は、ドライブトレインだけでなくシャーシにもある。新しいA5およびS5モデルを開発する際、アウディブランド特有のドライビング特性を実現することが最優先項目だった。スムーズかつ正確なハンドリングがそのひとつ。 新型A5では、ダイナミックで俊敏なハンドリングに加え、快適さにおいても強く印象づけることを追求した。この目標を達成するために、アウディはシャーシを細部にわたって改良した。 例えば、ステアリングをボディに直接取り付け、剛性の高いトーションバーを使用するという大幅な改良を加えている。このような対応により、ステアリングホイールとホイール間の遊びが減少し、ドライバーはどのような路面状況でも、正確なフィードバックを受け取ることができるようになった。 またA5ファミリーは、アンチロールスタビライゼーションのリヤ寄りのセッティングとリヤアクスルへ接続剛性を高めることにより、コーナリング時のより敏捷なハンドリングが可能になった。ブレーキトルクベクタリングを備えた、統合型ブレーキ制御システムにより、ブレーキの圧力がダイナミックに発生し、また、コーナーの内側でホイールへブレーキが介入することで、よりダイナミックなコーナリングが可能になった。 さらに新型A5は、ダイナミックに調整されたスチールサスペンションを標準装備しており、オプションで、Sスポーツサスペンション(S5には標準装備)や、電子制御ダンパー付きのSスポーツサスペンションも選択可能。いずれのオプションでも車高を20mm下げる。 オプションのダンパー制御付きアダプティブSスポーツサスペンションでは、アウディドライブセレクトのダイナミックハンドリングシステムを介して、選択できる走行モードの間に、より広い調整域を提供。ダイナミックモードでは、サスペンションはより硬く、ダイナミックなチューニングが施されている一方、コンフォートモードではリラックスした走行に十分な余裕を持たせている。