GⅡデイリー杯2歳S勝ち馬レッドベルオーブが引退、種牡馬入り 2度のレコード勝ちを記録
JRAは29日、2020年のGⅡデイリー杯2歳Sを制したレッドベルオーブ(牡6=父ディープインパクト、母レッドファンタジア・河嶋)が同日付で競走馬登録を抹消したと発表した。通算25戦3勝で獲得賞金は9907万3000円(付加賞含む)。今後は北海道・新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となる予定。 栗東・藤原英昭厩舎所属馬として20年8月の新潟でデビューしたレッドベルオーブは、新馬戦で2着に敗れたものの、2戦目の中京未勝利戦(芝1600メートル)で2歳コースレコードで初勝利。続くデイリー杯2歳Sでは単勝1・3倍の支持に応えて連勝を飾り、重賞ウイナーに輝いた。続くGⅠ朝日杯FSでグレナディアガーズの3着に敗れると、皐月賞8着後に骨折が判明。約1年の休養を余儀なくされた。 4歳春に復帰後は苦戦が続いたが、同年夏の小倉日経オープンであっと驚く大逃げを敢行。超ハイラップを刻みながら粘り通し、シュヴァリエローズに3馬身差の完勝で3勝目をマークした。その後は苦戦が続き、今年の春から河嶋厩舎へ転厩。前走のGⅢ京阪杯(13着)がラストランとなった。
東スポ競馬編集部