立憲代表選 立候補4氏が会見(全文1)最も力を入れるべきなのは、人への投資
対話型の政治こそが求められる
同時に、今まで日本政治が放置してきた巨大な構造問題が相互に連関をしながら、幾つも同時多発的に国民の前に立ちはだかっています。人口減、高齢化、そして社会保障のほころび、財政悪化、気候変動。どれ1つを取っても、本来、私たちの世代で十分な取り組みをなし、次世代に、子供たちやお孫さんの世代に恥じぬこの国と社会を受け継ぐ責任がある。しかし長らく日本政治はそうしたものに真っすぐに視線を向けることを避け、国民に不都合や不便を正面から説明することを回避し、耳触りの良いことばかりを口にし、問題を先送り、付けを大きく膨らましてきた。私はこういう政治とも徹底的に戦いたいと思っています。 これからこの長らく日本政界が放置してきた構造問題に国民と、どれ1つ取ったって、そんなに簡単な問題は1つもない。しかし本当に国民の声を聞き、国民と共に悩み、国民と共に考え、国民と共に解決策を見いだし、国民と共に歩む、そういう対話型の政治こそがこれから先、求められてくると思います。前例のない時代です。どの時代にも、どの国もが経験したことのない構造問題が、巨大な構造問題が相互に連関しながら私たちの前に立ちはだかっている。これは従来型の政治では乗り越えられない。 まさに次世代の1人として、今日、候補者たりうる3名の皆さまとともどもに、また、それを支援なされる皆さまともどもに、あるいは多くの歯を食いしばって応援してくださってる党員や党友の皆さまともどもに、この日本国が誇るべき、今の時代にふさわしい対話型の新しい政治、そしてそれが先ほど申し上げた人口減、高齢化、社会保障のほころび、そして財政悪化、気候変動、あらゆる問題に本格的に取り組んでいく姿を私は国民にも見てほしいし、その先頭に立ちたいと思っています。
持続可能性を取り戻す
最終的にそれが行き渡り、多少なりとも成し遂げられた暁には、この日本社会は、今、崩壊している持続可能性を取り戻すことになるでしょう。あらゆる面において今のまま、この社会はこのまま続かない。このまま続いていきようがない。それはみんな心の奥底で、どっかで分かっているが、しかしそれと正面から向き合おうとせず、さまざま先送りしてきた課題、これに本格的に日本政治が取り組んだとき、国民の意を背に受けて取り組んだとき、やがてこの社会は持続可能性を回復することになる。そしてそれは私たち大人社会が胸を張って子供たち、また次の世代に、やるべきことをやった、少なくともやろうとした、全部はできなかったかもしれないが一生懸命取り組もうとした、そういう姿を、背中を次の世代に見せることにつながる。そういう誇り高い、温かい、ぬくもりのある、しかし明確な理念と哲学、ビジョンを持った政治を、立憲民主党を再建することによってこの国につくりたい、そう思っています。ご清聴ありがとうございました。 司会:小川候補、ありがとうございました。それでは次に泉健太候補お願いいたします。