立憲代表選 立候補4氏が会見(全文1)最も力を入れるべきなのは、人への投資
多様な方々が関与することが大事
私は35歳でこの政治の世界に入りました。あれからずいぶん時間がたちましたけれども、私自身は、政治の世界には多様な方々が関与する、これが大事だと思っています。若い皆さん、女性、さらにもっともっといろんな方々、こういう方々が入ってくることが大事。私は私自身の年齢、たぶん4人の候補の中では一番上ではありますけれども、多様な方々が包含できる、そういう体制をつくってまいりたい。当然、党の役職、これにも若い方あるいは女性、こういった方々を登用する、こういうことも当然のことだと思います。今申し述べたことを基本にしながら逢坂誠二、この12日間、戦ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 司会:逢坂候補、ありがとうございました。それでは次に小川淳也候補、お願いいたします。
国家主義的で権威主義的な政策が押し通された10年
小川:皆さま、こんにちは。小川淳也と申します。6分の時間ですから、私が今の政治をどう見てるか、そして立憲民主党をどうしたいか、それによって何を実現したいか、簡潔に申し伝えたいと思います。 今の政治、いかがですか。この10年、極めて国家主義的で権威主義的な政策が押し通されてきた10年でした。これになすすべがなかった。私はもっと、国家に従ってこその国民ではなく、国民の自由や人権、そして公平・公正な社会、このいわゆるリベラルな立ち位置をしっかり日本の政治の中で打ち立て直したいと思っています。 同時にこの10年、うそや偽りやごまかしが平気で語られる国会、そしてそれに貢献した人たちが出世をし、正しいことを言おう、しようとした人たちが虐げられ、場合によっては自ら命を落とす。こんな国会や政府を見て国民はどう思ってるか。まったくもって、これは国会や政治だけの話にとどまらず、日本社会の隅々まで、末端まで、モラルを崩壊させ、倫理観や正義感を失わしめてる。こうした状況にも徹底して戦っていきたいと思っています。 そして極め付きは、この1年半、コロナで例外なく皆さんが大変な苦しみと悩みと困難の状況に置かれてきた。しかしこの国の政治は残念ながら、これに十分寄り添う言葉と政策を持ち得なかった。これはいったいどこから来てるのか。いわゆる特権的な支配階級とも言うべき人たちの政治が続いてきた。私はこの対極をいく、庶民から根を生やすように生まれてきた政治をもう1回この国につくり直したいと思っています。 従って私が目指す立憲民主党の姿は、国家主義的な価値観と対峙をし、まさに国民主権、リベラルの気風を根本とした政党として再び立ち上らせたいと思っています。そして、うそやごまかし、偽りと徹底的に対峙し、誠実でうそのない実直な気風を旨とした政党にしたい。さらに国民生活の不安や悩みを共有し、本当にこれに寄り添う言葉と政策を持った政党に、さらに進化、昇華をさせていきたい。結果として、私は4年前、枝野さんがあの大混乱の中で打ち立てたこの立ち位置、これをしっかり受け継ぎつつも、さらに支持のウイングを広げ、野党第1党を政権の受け皿として認知していただく。政権の受け皿たりうる政党になんとしても昇華させていきたいと思っています。