有名キャリアコーチが解説。仕事を辞めたいと思ったときに自分に問うべき9つの質問
私は「リリーパッド・アプローチ」という方法をお勧めしています。たとえば、本を書きたいのに書けていないとしたら、その目標に集中するのはやめましょう。代わりに、何か小さなことでもできることを探してください。例えば、まずは本に関するアイデアを週に1時間、ノートに書き出してみるなど。目標を扱いやすく、それほど怖くない内容に分解します。この場合あなたが書いたものを誰かに見られるわけでもなく、低リスクで挑戦できます。あなたがしなければならないのは1時間座って書くことだけです。 また、自分にとって重要かつ、合致したことをするときはいつでも、特にそれが創造的または革新的なことであれば、不確実性が伴い、怖いものになるということも覚えておく価値があります。ですから怖いと感じてもとにかくやるのだ、ということを受け入れることが重要です。
決めたことをどうやって継続するか
多くの人が自分の大きな方向性を定めてしまうと、そこで勢いを失ってしまいます。自分が約束したことを守るには、システムと点検を導入する必要があります。私は一部のクライアントとは、月に1回または四半期に1回面談を行い、何がうまくいっているのか、何がうまくいっていないのかについて聞き取りしています。人によっては、毎日行う場合もあれば、週に1回行う場合もあります。サポーターを見つける必要がある場合もあります。上司との1対1ミーティングなどと同様に、これらの点検スケジュールをカレンダーに記入することをお勧めします。そうしないと、すぐに忘れてしまいます。
自分にとっての“失敗”とは何かを考える
経歴上で素晴らしい仕事をしている場合、それは失敗とはみなされず、あなたは成功者とみなされます。しかし、ここで考えて欲しいのは自分にとって失敗とは実際何なのかということです。それを自分の人生の観点から定義してみてください。自分に合った仕事を見つけられないことなのか。または自分に合った人生を築けないことなのか。例えば、Googleで働いていたときの私の人生は客観的に見て何も問題はありませんでしたが、私は全く満たされておらず、自分の目的が果たせていませんでした。 失敗について外的な定義、つまり他人の目を意識した定義に従っていると、充実した人生を送ることはできません。自分にとっての充実とはどのようなものか、他の誰も教えてくれないからです。 方向志向の生き方をすれば失敗することはないでしょう。なぜなら、方向性のある動きはどれもあなたを成功へと導き、あるいは改善へと導いてくれるからです。
Translation & Text : Naoko Ogata From: Red Online