7年ぶり帰還のマルチローラー、若き有望株、ブラジル人助っ人DF…J1神戸、新年に続々と戦力補強
2025年、J1リーグ戦での3連覇を目指すヴィッセル神戸は、8日にはいよいよ新シーズンを始動します。2024シーズン終了後は他クラブへの移籍や退団など、選手のOUTの情報が多かったですが、新年に入り、即戦力の加入情報も入ってきました。 ヴィッセル神戸 2024→2025 選手の移籍動向 まずは5日、ファジアーノ岡山よりDF本山遥選手(25)の完全移籍加入が発表されました。兵庫県西宮市出身で、中高とヴィッセルのアカデミー育ち。ヴィッセルU-18では佐々木大樹選手らとともに切磋琢磨しました。その後、関西学院大学、岡山を経て、クリムゾンレッドへ待望の帰還に。J2通算97試合出場3得点の実績を持ち、昨年末のJ1昇格プレーオフ決勝ではゴールを決めるなど、岡山のJ1昇格に大きく貢献した選手の1人です。ポリバレントにプレーできる万能型として期待されています。 ヴィッセルを通じてのコメントでは、「ファジアーノ岡山から移籍してきました本山遥です。7年ぶりに神戸に戻ってきました。トップに上がれず、大卒でも戻れませんでしたが、このユニフォームを着て活躍することはずっと僕の夢でした。今から今シーズンが楽しみで仕方ありません。自分の持てる力を全てぶつけて、神戸の全てのタイトル獲得に貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします」と意気込みを述べています。 続いて、6日には、東京ヴェルディよりMF橋本陸斗選手(19)が完全移籍で加わりました。現ヴィッセルのスポーツダイレクターである永井秀樹氏が東京ヴェルディで監督を務めていたときの2021年2月28日に、15歳10か月26日でJリーグ史上3番目の若さでデビュー、J2では最年少出場記録を持つ、橋本選手。左利きのドリブラーは、昨年末までの約1年半は当時J3のY.S.C.C.横浜へ育成型期限付き移籍し、経験を積んでいました。 橋本選手もクラブを通じてコメントを発表。「この度、ヴィッセル神戸に加入することとなりました橋本陸斗です。私は、阪神・淡路大震災を知らない世代ですが、神戸の街並みを見て、様々な人の復興への想いがこの美しい街を創っていったことを肌で感じ、込み上げてくるものがありました。この美しい街を自分のプレーでより一層輝かせたい。神戸というクラブでトモニ大きなことを成し遂げたい。そんな強い覚悟を持って来ました。日本一の選手たちから日々吸収し、少しでも早くチームに貢献できるよう、精進して参ります」と、若手ながらしっかりした言葉で抱負を述べています。 そして、7日には、ブラジル人DFカエターノ選手(25)が、ブラジレイロ・セリエAのSC コリンチャンス・パウリスタより完全移籍加入することが決まりました。 ブラジレイロ・セリエAでは47試合出場1得点という成績を残しているカエターノ選手は、182cm・80kgの体格を持つ、左利きのセンターバック。「ヴィッセル神戸のユニフォームを着られることをとてもうれしく思っています。そして、自分を信頼していただけたことに感謝しています。ピッチで最善を尽くしますので、ファン、サポーターの皆さん、よろしくお願いします」という、初の日本でのプレーに燃える新助っ人に期待がかかります。
ラジオ関西