ヴィッセル神戸、チームパフォーマンスや選手コンディションにデータ活用
楽天ヴィッセル神戸は、クラウド型データ活用基盤「Domo」を導入している。ドーモが12月24日に発表した。 ヴィッセル神戸は、事業規模の拡大と強固なチーム基盤の構築を目指して、2019年にデータ分析チームを設立。Domoをはじめとする基幹システムなどの導入を進めた。その後、ヴィッセル神戸は、チームの資産として蓄積されたデータを活用し、監督や選手へのデータの伝達方法や表示方法に工夫を凝らし、データ活用の最適化を図ってきた。 以来、選手のコンディションやパフォーマンスの管理にデータを活用しており、データの役割や定量と定性のバランス、効果的な見せ方などを洗練させることで、組織改革を推進している。 具体的には、チームのパフォーマンスに関する重要業績指標(KPI)を設定し、勝つための重要指標やチームスタイルの重要指標を可視化している。チームの状態を定量的に把握し、より深い分析につなげていくとしている。 また、試合や練習における選手の負荷を可視化し、蓄積されたデータとの比較をもとに、フィジカルコーチに怪我のリスクを事前に共有することで、怪我の予防や防止に努めている。 筋肉量や体脂肪などの重要指標を選手ごとにDomoでモニタリングし、異常値が検出された場合には自動通知機能を活用して、選手の状態変化に迅速に対応している。