“マジ中華”の醤油味が推し! 年間600杯食べるラーメン通が愛する「袋麺」[FRaU]
食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。年間600杯以上のラーメンを食べている森本聡子さんに、オススメの袋麺を聞きました。本格的なおいしさが楽しめる、あのロングセラーブランドです。
40年以上愛される高級袋麺のパイオニア
「現在、全5種類で展開されている袋麺の『中華三昧』。明星が誇る“本気(マジ)中華”として評される、名店監修の袋麺ブランドです」 森本さんが推す「中華三昧」は、1981年10月27日に発売。中国料理を代表する、広東、北京、四川をテーマにした「本格中華の拉麺」が受けて大ヒット。即席麺市場に高級麺ブームを巻き起こしました。
高級路線らしい商品を1987年にリリースしていたこともあります。それは、フカヒレ、あわびなどの豪華なレトルト具材の入った特別仕様。そのお値段、なんと1000円! 百貨店中心の限定発売にもかかわらず、大きな話題を集めました。 「この袋麺の魅力は、ど素人が作っても中華料理の達人になった気分を味わえるところ」 森本さんが達人気分になれるのも無理もありません。日本を代表する中華料理の名店が監修をしているから。その歴史は、2010年に遡ります。「酸辣湯麺」の元祖と言われる「赤坂榮林」、「担々麺」を日本に広めた元祖「四川飯店」、この2軒の老舗中国料理店の人気看板メニューを「中華三昧」が再現したことがはじまり。 30周年を迎えた2011年10月27日に、「究のスープ、極の麺 本格中華麺料理」を掲げ、より本格路線を推し進める中で、2019年に名店監修がスタート。「中華三昧」の王道の味がさらに本格的になり、2022年9月にスープ、2024年8月に麺をリニューアル。さらなる進化を遂げました。
そんな「中華三昧」で森本さんのお気に入りは、広東料理の名店「赤坂璃宮」監修の「広東風醤油」。 「ノンフライ麺は弾力があり、スープはXO醬の芳醇な味が広がり、少し遅れてオイスターソースのコクが押し寄せてきます!トロミも感じられる一方、飲み口は驚くほど軽やかです」