【包装米飯市場2021】内食増でパックご飯の利便性がさらに浸透 日常食としての利用が定着
パックご飯を意味する無菌包装米飯市場は2020年度、11年連続で増加した。日本食糧新聞推計の2020年度出荷ベースの市場規模は、前年比7~8%増の793億円前後、小売ベースでは850億円前後となったようだ。もともと簡便性や保存性の高さから需要拡大傾向だったことに加え、コロナ禍による内食需要の高まりで新しい生活様式のなか、利便性がさらに浸透し喫食機会が増えた。今年はトップのサトウ食品がまとめ買いニーズに対応し、8食大袋タイプを投入。越後製菓もフィルム容器「日本のごはん」で10袋を市場に投入し、白米タイプは多食化の傾向がより進みそうだ。包装米飯市場は、コロナ特需はあったものの感染が落ち着いていた時にも伸び続けたことにも裏付けされたように、今後もさらに市場拡大が予想され、5年を待たず1000億円市場に成長しそうだ。
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日本食糧新聞社