【ゼロワン】〝伝説の不死鳥〟ハヤブサが4・27両国で復活! 田中将斗「期待以上の試合をしたい」
伝説の不死鳥が両国のリングに舞い戻る。新生ゼロワンは、メキシコ観光主催の「ルチャフェススペシャル」(4月27日、東京・両国国技館)で、覆面レスラーのハヤブサが復活すると7日に電撃発表した。 江崎英治さんのハヤブサは、1991年5月にFMWマットでデビュー。エースとして華麗な空中殺法でファンを魅了した。だが、2001年10月、試合中のアクシデントで頸椎を損傷。短い距離を歩行できるまでに回復していたが16年3月、くも膜下出血のため47歳で死去した。 工藤めぐみGM(55)は「(1994年の)スーパーJカップで、ハヤブサ選手がこの両国にゆかりがあるということでオファーをいただきました。私ももう一度、ハヤブサ選手の華麗な姿を見てみたいという気持ちが高まった」と復活の経緯を説明。ただし「唯一無二の選手であり、本当に伝説のレスラー。簡単にこのハヤブサ復活というものを成立させていいものか悩んだ部分もある」と明かす。 多くの人の意見を聞く中で「大変じゃないか」という厳しい声もあったという。それでも工藤GMは「もしここにハヤブサ選手がいて相談したら、ハヤブサというレスラーを自分の中でとどめることなく、きっと多くの人にハヤブサというものを広めてほしいと願ったと思う」と考え、復活を決めた。 対戦相手は、田中将斗(51)に決定。2年後輩の田中は「(93年に)FMWに入門したとき、道場に江崎さんが住んでいた。まだハヤブサになる前だったんですが、その時から練習面でもかっこいいし、見た目もかっこよかった。夜になったらお酒を飲んで一芸したり、みんなを笑わしたりする。先輩ヅラしない、すごく尊敬できる先輩だった」とハヤブサとの思い出を回顧する。 その上で「正体が江崎さんでないのは分かっていますけど、かっこよくて強いハヤブサが両国のリングに戻ってくるのであれば、期待以上の試合をしたい。僕だったら新しいハヤブサを生かせるし、その上で倒せると思っているので、今回立候補させていただきました」ときっぱり。注目の一戦になる。
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