大関・大の里 ゴーゴーカレー化粧まわし贈呈、同郷の松井秀喜さんが企業名の由来で「石川を盛り上げたい」
大相撲の大関・大の里(二所ノ関)が8日、茨城・阿見町にある部屋で、金沢カレーのチェーン展開をする「ゴーゴーカレー」から化粧まわしを贈呈された。「地元・石川企業からいただく初めての化粧まわし。光栄なこと」と笑顔をみせた。企業名は元ヤンキース、巨人などで活躍した松井秀喜さんの背番号55にあやかって「ゴーゴー」と名付けたとされている。同じ石川出身の大の里はそのことを知らされると「自分も石川を盛り上げられたらいい」と意気込んだ。 化粧まわしは、ゴーゴーカレーの象徴である「ゴリラ」を中央にあしらい、ブランドカラーである鮮やかな黄色を基調とした力強いデザインが特徴。このデザインには、大の里が「ゴリラ」のように強さと優しさを兼ね備える。相撲界でさらなる活躍を遂げること、そして能登半島に元気と勇気を与え続けてほしいという願いが込められている。 昨年1月には地元・石川で能登半島地震が起こった。同社では「復興ゴーゴープロジェクト」を設立。被災地で役立てるよう、継続的な物資支援や、被災地エリアでの炊き出しによるゴーゴーカレーの提供、グループ店舗での義援金募金活動を2025年も引き続き実施している。その一環として、大の里に化粧まわしを贈呈した。大の里は「土俵で勇気づけられたいい」と力を込めた。 初場所(12日初日、東京・両国国技館)に向け、6日の稽古総見では横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)、7日には佐渡ケ嶽部屋に出稽古し大関・琴桜(佐渡ケ嶽)と相撲を取るなど充実した場所前を過ごしている。この日はてっぽうなど基礎運動中心だったが、「昨年の九州場所の反省もある。良い感じで稽古出来ている」と手応えを口にした。
報知新聞社