子どもが“自立しなくなる”片づけの「禁断ワード」とは? “片づけられない子”のまま大人になるかもしれない危険性…
こんにちは。片付けについて発信しているありママです。 子どものおもちゃを整理しようとして、「いらないものや捨てていいモノはない?」と聞くと、「全部いる!」と子どもに言われた経験はありませんか? 【ビフォー→アフターの画像を見る】「片付かない家」のキッチンには必ずある!? 今すぐ手放すべき3つのもの まさに、我が家の5歳と7歳の娘にも「いらないおもちゃある?」と聞くと、少し悩み「全部いる!」と言っていました(笑)。 そう言われてもモノは増えていく一方なので、仕方なく私の判断で使っていないモノをこっそりと手放していました。けれど、このままずっと親の判断だけで手放してはいけない……とモヤモヤした気持ちも。 そういえばモノが多い実家の祖母も「全部いるモノだ」と言っていたな……。これは、自分にとって何が必要で、何が必要でないかということを判断できていないのではないか?と思いました。 子どもはモノや情報で溢れる時代をこれから先ずっと生きていかなければいけません。いつまでも親が判断していたら、自立できなくなってしまいます。だから、「全部いる」ではなく、子どものうちから何が必要で何が必要でないのか、選択をする練習をしなければいけない。その練習をするために子どもの声掛けを変えることにしました。 そして声掛けを変えていったら、子どもは自分で選択することを楽しみ、不要なモノを手放すことができるようになってきました。 今回は、「全部いる!」と言っていた娘が、いるものといらないモノを選択できるようになった方法を紹介したいと思います。 夏休みは子どもと一緒に片付けるチャンスなので、今まで子どもの片づけに悩んでいた人はぜひこの方法でやってみてください。
子どもに言ってはいけないNGワードは……
私はおもちゃが散らかっていることにイライラして、「片づけなさい」と口酸っぱく言っていましたが、これは絶対に言わない方がいいです。「片づけなさい」と言ったときは、その瞬間だけの効果しかなく、むしろ子どもが反抗的になってしまいました。 もし自分自身が「片づけなさい」とうるさく言われたら、嫌な気がしますよね。「片づけなさい」というのは命令形です。命令されても子どもは、なぜ片づけが必要なのか? どうやって片づければいいのか? を分かっていない場合が多いのでなかなか動けません。そして、親自身も片づけ方が分かっておらず、子どもに「片づけなさい」という言葉で済ませようとしているのかもしれません。 そのためまずは、親自身が片づけ方を知り、子どもに具体的な提案をすることが必要です。 片づけで一番大切なことは、いらないモノを取り除くこと。 この「必要なモノだけにする」という作業が8割を占めます。 そして、このいらないモノを取り除く作業は難しいので、ここを「片づけなさい」の一言で済ますのではなく、サポートしてあげないといけません。 けれど、「いらないモノは?」と聞くと、子どもは「全部いる!」と言うので、やり方の工夫が必要です。