「見た目は大人、頭脳は子ども」目には見えない障がいがある18歳の女性 「できないことを責めないで」自身のことをSNSで発信する理由とは
18歳なのに本当は6歳
反響の大きかった動画「見た目は大人、頭脳は子ども」の中で、華さんは「18歳なのに本当は6歳…なかなか面白いことですよね」と話しています。それには、実年齢が18歳なのに、社会適応スキルが6歳という事実がわかったことで、特に自分自身は変わることはなく、逆に周りにうまく伝えやすくなった…という理由がありました。また「面白いこと」と思ったのは深い意味はなく、純粋にそう感じたといいます。 華さんは広汎性発達障害、自閉症、適応障害を患っていますが、見た目にはわかりません。 そのため、生活をしていくなかで意識していることは、障がいを隠さず、そして恥ずかしがらずにできないものはできない、困っています、わからないなどを自分にも周りにも素直に伝えることです。 そうすることによって「かなり生きやすくなった」といいます。 また「障がいがあっても可愛くいたい」と、美容についても投稿しています。美容院も苦手で、買い物も一人ではできないためコスメも選ぶことはできません。しかし、コスメはお母さんに手伝ってもらって選ぶようになり、美容院にも頑張っていくようになりました。 華さんには「障がいがあっても同年代の人たちと同じようになりたい、可愛いを絶対諦めないでおしゃれを続けていく」という思いがあり、不安定になってもつらくても、思い描いている自分になれるなら、泣いてでも前を向いて頑張り「できないことを少しできるに変える」と努力を続けています。 華さんができないことは「頭を洗う」「ビューラーを使う」「スキンケアがわからない」「自分でコスメを選べない、買えない」などです。 そこで、おばあちゃんに教わって頭を洗うことを覚えていく、ビューラーが使えないのでまつ毛パーマに通う、スキンケアはオールインワンジェルにする、コスメはお母さんと一緒に選んで買うか、お下がりをもらうなど、完璧でなくても、少しずつできないことを減らしていくことを意識しているといいます。 「できないことを責めないで、できないことを減らしていこう」と、華さんは動画の中で発信しています。