扇風機とサーキュレーターで電気代はどれだけ違うの? 価格差についても教えて!
扇風機とサーキュレーターは、暑い日に涼をとるのにかかせない電化製品です。夏場に大活躍しますが、思いがけず1日中つけっぱなしにしていたということも起こるため、電気代が気になる人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、扇風機とサーキュレーターの価格や電気代の差について解説します。電気代をより節約するポイントについても解説するため、ぜひ参考にしてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
扇風機とサーキュレーターはどう違う?
扇風機とサーキュレーターの違いは、使用の目的にあります。扇風機は人が風にあたって涼をとるための電化製品であるのに対し、サーキュレーターは部屋の空気を効率よく循環させるための電化製品です。 二つの製品の用途の違いから、扇風機は広範囲に風を発生させるものの遠くまで風が届きにくく、サーキュレーターは風の方向が直線的で遠くまで風が届くという特性を持ちます。 扇風機とサーキュレーターの機体の価格にはそれほど大きな違いはありません。Amazonの売れ筋ランキングで上位の商品は、扇風機で4000円~8000円ほど、サーキュレーターが3000円~1万1000円ほどでした。
扇風機とサーキュレーターの使用にかかる電気代
ここでは、扇風機とサーキュレーターの使用にかかる電気代について見ていきましょう。 「公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会」が設定する、電力料金の目安単価は1kWhあたり税込31円となっており、この料金を基に扇風機とサーキュレーターのおおよその電気代を知ることができます。 扇風機の消費電力を35Wとして計算すると、31円×0.035=1.085円となり、扇風機を1時間つけっぱなしにした場合の電気代は約1.1円です。 サーキュレーターの消費電力は扇風機よりも比較的少なくない傾向があるようです。商品電力を25Wとして計算すると、31円×0.025=0.775円となり、サーキュレーターを1時間つけっぱなしにした場合の電気代は約0.8円です。 以上の結果から、扇風機とサーキュレーターを8時間つけっぱなしにしたとしても、電気代の差はわずかなものであることが分かります。そのため、電気代を基準にどちらを買うか検討するよりも、使用目的に合わせてどちらを購入するか検討するのがよいといえるでしょう。