馬場咲希に「いつか勝ちたい」 ツアーデビューの15歳・清水心結が衝撃の「67」
◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 初日(25日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6650yd(パー72)◇曇り時々雨(観衆3864人) 【画像】原英莉花らドン引き “残念オジファッション”の特徴 ツアーデビューの日に5アンダー4位発進を決めた15歳・清水心結(みゆ、代々木高1年)が、パーオンをミスしたのはスタート10番だけだ。「初めてのツアーっていうのもあって、やっぱり緊張して」。想像以上のプレッシャーでスライスした第1打は何とかフェアウェイに収まったが、2打目も「緊張しすぎて」左に曲がってバンカーへ。寄せられずにボギーとしたが、「しょうがない、次頑張ろう」と切り替えたら、スゴかった。 13番で残り91ydの第2打をショットイン。「近くに行ったと思ったら、入ったのが見えた」と、初バーディより先にイーグルが来た。その後はボギーなしの4バーディを重ねて「67」。21日月曜の主催者推薦選考会を7位タイで突破して出場権を獲得した高校1年生には、これ以上ない記念日になった。
埼玉県出身で、代々木高の先輩である馬場咲希が憧れだ。東北福祉大1年でゴルフに打ち込む兄・拳斗と同い年とあって、小学生のころから顔見知りで昨年の「日本女子アマ」は練習ラウンドも一緒に回らせてもらった。「飛距離が出るし上手いなと思っていた。いつか勝ちたいと思っていたし、このスコアであがれたのはうれしい」。6アンダー発進の馬場にわずか1打のビハインドがうれしい。「あしたは自分ができることを、精いっぱいできたら」とはにかんだ。 はじめてのトーナメントで、まずはスタートホールでボギーを叩かないことが目標のひとつだった。それは達成し損ねたけど、今まで多かったボギースタートから崩れるパターンにはしなかった。「きょうは67で回れた。あした、スタートホールは絶対にパーかバーディで」。気合を入れて、憧れの先輩を1打差で追いかける。(埼玉県飯能市/谷口愛純)