「結果がすべて」時松隆光は予選会へ/賞金シード喪失者一覧
◇国内男子◇カシオワールドオープン 最終日(24日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7350yd(パー72)◇晴れ(観衆2990人) 【画像】「リコーカップ」美女が二人 今季の賞金シード選手のうち14人が同資格による2025年シーズンの出場権を逃した。大会優勝で得た複数年シードなど他の出場資格を持たない選手はそのうち8人。ツアー通算3勝の時松隆光は賞金ランキングを74位で終え、上位65人(出場義務試合数に満たない4人を含む69位まで)に入れなかった。予選会(QT)突破による出場権確保を目指す。 今大会をランク73位で迎えた時松は、7アンダー13位で迎えた決勝ラウンドで失速した。この日は前半インで3つバーディを奪った後、後半アウトで4ボギー。「やっぱり今年の(調子の)悪さが出たかなという感じです。結果がすべてなので」と、通算2アンダーの50位フィニッシュを受け止めた。 2016年から7シーズン連続で維持した賞金シードを喪失。「関西オープン」でキャリア3勝目を挙げた18年には賞金ランク9位に入った。コロナ禍の2020―21年の統合シーズンでジャパンゴルフツアー選手会の会長を務めるなどコース外でも活躍したが、今季はトップ10が1回にとどまった。 若手の台頭もあって、ドライビングディスタンス部門は99位(260.97yd)と低迷。「パー4の2打目も(飛ばし屋とは)3番手くらい違う。僕が5番アイアンで打つところを若い子は8番アイアンなんかで打ってくる」とパワーの差をより感じるようになった。 なお、賞金ランキング32位の香妻陣一朗は出場義務試合数不足で賞金シードを手放したが、ことし8月の「KBCオーガスタ」優勝による2年シードを保持。77位の近藤智弘は生涯獲得賞金上位25位の資格を行使する考えを示している。
<賞金シード喪失者>
賞金ランキング/選手名 カッコ内は2025年における別の出場資格 32/香妻陣一朗 ※出場義務試合数不足(26年までの優勝シード) 74/時松隆光 75/西山大広 76/小浦和也 77/近藤智弘(生涯獲得賞金上位25位) 84/小林伸太郎 89/杉本エリック 90/木下裕太(25年までの優勝シード) 93/植竹勇太 100/ヤン・ジホ(25年までの優勝シード) 104/ハン・リー 161/アンソニー・クウェイル 208/ジェイビー・クルーガー(25年までの優勝シード) 今季出場なし/星野陸也(25年までの優勝シード)