UNLIMTEDルールで栗秋祥梧、重森陽太の現王者らが外敵に3連敗の非常事態【KNOCK OUT】
KNOCK OUTの今年最後のビッグイベント「K.O CLIMAX 2024」(12月30日、神奈川・横浜武道館)でKNOCK OUT-BLACKフェザー級の栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)、KNOCK OUT-REDライト級の重森陽太(クロスポイント吉祥寺)の現王者2人と元KNOCK OUT-REDスーパーライト級王者のバズーカ巧樹(菅原道場)がUNLIMTEDルールで外敵を迎え撃つも揃って敗れる非常事態となった。 UNLIMTEDルールは倒れた状態の相手への打撃、つかむ行為、バスター、パワーボムといった投げ、サッカーボールキック、踏みつけ、パウンドなどもOKという過激なルール。 栗秋は6月の中村優作戦以来2度目のUNLIMTEDルールでカルロス・モタ(ブラジル)と対戦した。モタはブラジルでMMAで8連勝を挙げた後にアメリカの「LFA」に参戦しフライ級王座を獲得。2022年8月には「UFC Fight Night」にも参戦している強豪だ。 1R、ともにオーソドックスの構え。栗秋が左フック。モタがタックルからテイクダウン。上を取る。立ち上がろうとする栗秋のバックを取ってパンチを放つ。栗秋の体がロープの外に出て、動きが止まりブレイク。スタンドに戻ると栗秋は右カーフ。モタがタックルからテイクダウン。しがみつく栗秋を持ち上げてバスター。モタはサイドからマウントに。しかしすきを突いた栗秋が立ち上がる。その瞬間にモタは振り向きざまにキック。倒れた際に栗秋がサッカーボールキック。寝転んだモタに栗秋がパウンドを狙う。グラウンドの際に関節技の反則があり、モタに注意。スタンドに戻るとモタがタックル。動きが止まり、ブレイク。スタンドに戻るとパンチ、蹴りが交錯。
2R、モタは回し蹴りからタックル。栗秋の体が外に出てブレイク。栗秋は右カーフ。栗秋のミドルをキャッチしたモタが押し倒し、グラウンドでハーフガードの体勢に。そしてパウンド、ヒザを連打。ブレイク後もモタはすぐにタックル。テイクダウンからパウンドも離れるモタ。スタンドに。互いのパンチが交錯も、モタはすぐにタックル。テイクダウンからサイドを取ってパウンド。前転してのかかと蹴りまで見せる。栗秋が前に出るがモタがタックルでテイクダウン。 3R、栗秋がまさかのタックルからテイクダウン。そしてバックからのパンチ、サッカーボールキックもモタはスクランブルからマウントを取り返し、パウンド、ヒジを連打。栗秋は返すが、モタはまたすぐにタックル。素早くバックマウントを取るとパンチの連打。栗秋は亀になってしのぐ。なんとかもがく栗秋。モタは再びバックマウントからパウンドを連打。何とか脱出を図る栗秋だが、モタは正対するとマウントからヒジを連打。栗秋は立ち上がるがバックをキープしたままのモタはジャーマン。そしてまたマウントを取るとパウンドとヒジの連打。そのまま試合終了。 判定はジャッジ3者とも28-30でモタが勝利を収めた。