源田、不倫スキャンダルで「処分回避」でも幹部候補から“脱落危機” 「山川流FA移籍」と「二岡式復帰」の現実味
西武OB「監督も夢ではなかったが…」
昨年末、プロ野球西武の源田壮亮内野手(31)に発覚した不倫問題は、年が明けても波紋を広げている。相手女性とはレギュラーシーズン中や日本代表として出場したプレミア12の台湾ラウンド中にも密会していたとされ、野球に取り組む姿勢まで問われかねない状況だ。源田は昨季までキャプテンを務めた。今季は西口文也新監督から野手で唯一、レギュラーを確約されていた中心選手だけに、断トツ最下位に沈んだ昨季からの巻き返しを図るチームへの悪影響も懸念される。 【写真をみる】なぜ「西武」はここまで落ちぶれた?「諸悪の根源」とされる人物
現時点で球団は処分を考えていない模様だ。しかし、終盤に差しかかる源田の選手生活、そして引退後のセカンドキャリアは、自身が理想に描いていたであろう道からは、かけ離れたものになりそうだ。 2021年オフ、源田は推定総額15億円で22年からの5年契約を結んでいる。それまでの西武球団は他球団とのマネーゲームを避けたため、看板選手の流出を許してきた。チーム強化にファンから疑問符を付けられていた中で、22年オフからの外崎修汰内野手との4年契約とともに、二遊間のレギュラーへの長期契約は本気度を示すものでもあった。 源田は17年にトヨタ自動車からドラフト3位で西武入りした。1年目からレギュラーに定着し、新人王と盗塁王に輝く。日本代表でも19年のプレミア12、23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝にも貢献した。NPBナンバーワン遊撃手の地位を築き上げ、球団内では将来的に指導者としても期待されていた。 西武で指導経験があるOBが語る。 「キャプテンシーを前面に出すわけではありませんが、WBCでは骨折しながらもプレーをやめなかったように背中で引っ張る選手。素晴らしい守備の技術を持っているので、いずれはいい指導者になるのだろうな、と。着実に指導経験を積んでいけば監督も夢ではなかったでしょうが……。幹部候補扱いは、今回の件で絶望的になったと言わざるを得ませんね」