おせちに使える飾り切りテクも紹介!フライパンで作れる「筑前煮」
老若男女が好きなおせち料理といえば、筑前煮ですよね。2024年9月に実施した、レタスクラブの読者982人への「おせちに関するアンケート」でも、手作りしたいおせち料理の第3位でした。でも、煮ものって見た目が地味…というアナタ。簡単に作れるのに、華やかで特別感も演出できる、筑前煮のレシピをご紹介します! 【画像で確認】花びら形のれんこんの飾り切り。手順は? ■筑前煮 見通しがよいれんこんなど、縁起のよい食材を使って 【材分・作りやすい分量】*全量で1046kcal/塩分8.7g ・とりもも肉 ・・・1枚(約250g) ・干ししいたけ ・・・4枚 ・こんにゃく・・・ 5cm(約120g) ・れんこん ・・・100g ・にんじん・・・ 1/2本 ・里いも・・・ 4~5個(約300g) ・ごぼう ・・・1/2本(約100g) ■A └干ししいたけのもどし汁(下準備参照)、水・・・ 各1カップ └酒、みりん ・・・各大さじ2 └砂糖・・・ 大さじ1 ・うす口しょうゆ・・・ 大さじ2と1/2 塩 サラダ油 【下準備】 ・ボウルに水1と1/2カップ、干ししいたけを入れ、冷蔵室で一晩ひたしてもどす。もどし汁1カップは煮汁として使う。 ・こんにゃくは熱湯で約2分ゆでて湯をきる。 ・れんこん、こんにゃく、にんじんは、下記「おせちmemo」を参照して飾り切りにする。 【作り方】 1.材料を切る 里いもは上下を切り落として六面になるように縦に皮をむき、大きければ半分に切る。塩適量をふってもみ、洗って水けをきる。ごぼうは一口大の乱切りにし、水に約10分さらして水けをきる。干ししいたけは軽く水けを絞って軸を除き、とり肉は一口大に切る。 2.材料を炒める フライパンに油大さじ1を中火で熱し、とり肉を皮目を下にして入れ、上下を返しながら肉の色が変わるまで3~4分炒める。れんこん、こんにゃく、にんじん、残りの1を加え、油がまわるまで炒める。 3.煮汁で煮る Aを加え、煮立ったら落としぶたをし、弱火で約10分煮る。うす口しょうゆを加え、 ふたをしてさらに5~6分煮る。ふたを取って強めの中火にし、煮汁が1/3量くらいになるまで約5分煮る。器に盛り、好みでゆでた絹さやを添える。 ※保存の目安:清潔な保存容器に入れて冷蔵室で3~4日。 ■おせちmemo 簡単飾り切り れんこん 1cm厚さの輪切りにし、れんこんの周囲の、穴と穴の間の部分を直角に少し切り落とす。周囲を薄くそぎ切り、円い花びらの形にする。 こんにゃく 5mm幅に切り、断面の中央に縦に切り目を入れ、片端を切り目にくぐらせて引き出す。 にんじん 1cm厚さの輪切りにし、梅の抜き型で抜く。花びらと花びらの間から中心に向かって厚みの半分くらいまで垂直に切り目を入れ、花びらのまん中から切れ目までを、包丁をねかせてそぎ切る。 * * * 材料は多めですが、手順は以外に簡単な筑前煮。ただし、ハレの日には、煮ものの具材だって特別な装いにしてあげたいもの。そこで、飾り切りの出番です。和食の伝統的な手法のひとつなので、お正月に子どもたちにも披露して、食卓を盛り上げたいですね! レシピ考案/池田美希 撮影/豊田朋子 スタイリング/中村弘子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/渡辺ゆき 文=高梨奈々