【阪神】鳥谷敬氏、サード佐藤輝明の責任感に期待「あとは意気に感じてできるか」/一問一答
日刊スポーツ評論家の鳥谷敬氏(43)が2日、阪神佐藤輝明内野手(25)に守備面の金言を送った。テレビ大阪の年末特番の収録に参加して取材対応。今季両リーグワーストの23失策を記録した佐藤輝はジャンピングスローなど、上半身の強さでカバーしたプレーも目立った。同じ三塁でゴールデングラブ賞も受賞している名手は、守備力向上に下半身主導も必要と分析。疲労度に応じた複数パターンの守備習得が、失策王返上につながると力を込めた。 鳥谷氏の一問一答は以下の通り。 ◇ ◇ ◇ -佐藤輝の秋季キャンプの動き見ての印象は 「技術的なことというより、1年間試合に出て、秋のキャンプに行くとなったら気持ち的にも難しい。でもやっている姿であったり、紅白戦でも打席でしっかりスイングしていました。監督も代わったり、環境の変化に伴った気持ちの変化はあるんじゃないかなと見て感じました」 -チームを引っ張っていく自覚も 「上の人たちが抜けていって、試合にも出て。内野というのもある。近本選手とかもいますけど、外野から声をかけることはなかなか難しい。サードが一番声をかけやすいポジションだと思います。サードに移ったこと、4番を打ったことで、環境的にも責任感が生まれてくるはずなので。あとはそこを意気に感じてできるかどうかだと思います」 -森下、大山、佐藤輝のクリーンアップが徐々に確立。この並びが続くやりやすさも 「前後のバッターが一緒というのは、バッターとしては非常にやりやすい。それは打つだけじゃなく、走塁もそうです。得点圏(打率)が非常に高い3選手なので、先に1点を取ってくれれば(投手の)プレッシャーも減る。3人は全員4番も打てますし、3番も打てるし、5番も打てる。バリエーションも増えている。非常にこの3人の並びはいいと思います」