「お正月にハワイに行った」と聞いたとき絶対してはいけない返答はこれ…そのとき一流がする聞き方
■「自分ならこう解決する」と考えてから質問をする また、クレームや事故などのトラブルが起こったときは、すぐに質問することが大切です。しかし、時間に余裕がある場合は、まず「自分ならこう解決する」と考えてから質問をする。そのほうが上司や先輩から信頼され、あなた自身の成長にもつながります。 教える側にとっても、人に教えることで自分の理解が深まり、説明力が向上します。また問題を再確認する機会となり、記憶の定着にも役立ちます。 一方で、頑張っても先に進めず、わからない問題で立ち止まってしまうのは、先ほどの受験生のように要領が悪い行動です。 これは、上司や先輩という立場の人でも同じです。仕事は多様化しています。デジタルツールやインターネット、データベースの使い方は、若い人のほうが得意なこともあります。「我以外、みな我が師」と思えば、素直に質問ができます。 ぜひ、周りを頼ってみてください。部下や後輩は頼られることで、やる気を出したり、自分の存在意義を感じたりします。質問する側もされる側も、どちらにとってもいい効果が生まれます。 ---------- 石川 和男 (いしかわ・かずお) 建設会社総務経理担当役員、税理士、作家 建設会社総務経理担当役員を本業に、税理士、明治大学客員研究員、ビジネス書著者、人材開発支援会社役員COO、一般社団法人 国際キャリア教育協会理事、時間管理コンサルタント、セミナー講師、オンラインサロン石川塾主宰(受講者数250名)と9つの肩書で複数の仕事を同時にこなす。 著書に累計35万部突破で、『仕事が速い人は、「これ」しかやらない』(PHP研究所)、『仕事が「速いリーダー」と「遅いリーダー」の習慣』(明日香出版社)、『Outlook最強の仕事術』(SBクリエイティブ)など。 ----------
建設会社総務経理担当役員、税理士、作家 石川 和男