「金色のガッシュ」作者・雷句誠さん、韓国ファンからの『旭日旗』批判に反論 「私1人の問題ではなくなってしまいます」
「金色のガッシュ‼」の作者として知られる漫画家の雷句誠さんが5日、自身のX(旧ツイッター)を更新。元日に投稿した画像に対する韓国のファンを名乗るアカウントからの声明文に長文で回答した。 ◆雷句誠さん、元日に投稿したイラスト【写真】 問題となったのは、1日に雷句さんが「あけましておめでとうございます 今年もガッシュ2をよろしくお願いします」と投稿した「ガッシュ‼」のキャラクターを描いた年賀状風の画像。背景に白い円があり、円から放射線状に太い線が出る日の出をイメージした絵柄を配置したものだが、この背景に「金色のガッシュ韓国ファン一同」名義で謝罪やイラストの撤回、そして「歴史的事実に関する再学習」を求める声明文が投稿された。 雷句さんは5日午前にこれに対しての反論を投稿。今までは「旭日旗というのはどうしても理解ができず、無反応、そして過激なものに関してはブロック」していたが、「何度も、そしてしっかりとした声明文を出してきたので、何かしら自分の返事をせねばならないと思った次第です」と声明への回答を表明した。 韓国の人々に不快感を与える意図がないことをまず述べた上で、背景が旭日旗をイメージしたものではなく、同様の「日の出」の表現はフリー素材が複数あるほど一般的であることを具体的な画像の例を用いて述べた。 また、この声明を受け入れて年賀状イラストを撤回した場合、他のイラストや映像で多用されている日の出の表現が使えなくなる可能性についても言及。「私1人の問題ではなくなってしまいます」と、今後同様の要求が相次ぐようであれば漫画家協会など各種団体や有識者に相談すること、最終的には韓国での「ガッシュ」シリーズの出版社にも出版の可否を相談する可能性にも触れた。「どうか、このような意見を出される方が要求を思いとどまってくれることを願います」と投稿を締めた。 雷句さんの投稿に、フォロワーからは「真摯(しんし)なるご対応ありがとうございます」「気にしすぎないでください」と、多くの応援の声が寄せられた。
中日スポーツ