「お正月にハワイに行った」と聞いたとき絶対してはいけない返答はこれ…そのとき一流がする聞き方
■「はい/いいえ」+αにつながる質問力を身につける 共通点を探すには、まず相手をよく観察し、興味を持って話をすることが大切です。 例えば、推理小説好きなら「私も読みましたが、どう感じました?」と話を振る、ゴルフが趣味なら「どこでプレイされていますか?」と質問するといった具合です。 相手が心を開きやすいように、答えが「はい/いいえ」で終わらないオープンクエスチョンを使うと、会話が弾みやすくなります。 また、相手が楽しそうに話す趣味や旅行などの話題を見つけたら、それをさらに広げましょう。相手の好きなことを一緒に楽しもうとする姿勢を見せると、「この人は自分を理解してくれる」と感じてもらいやすくなります。 「この人とは感覚が似ている」と思うと、人は自然に心を開きます。この心理を「類似性の法則」と言い、似た価値観や経験を持つ人に親近感を抱きやすいのです。 例えば、同じ野球チームを応援しているとわかった瞬間、会話が一気に盛り上がるように、仕事でも共通の目標に取り組むと、年齢や職種を超えて協力しやすくなります。 相手の共通点を引き出すには、質問力も大事です。 「最近ハマっていることは何ですか?」や「学生時代に夢中になったことは?」といった質問で、相手が話しやすいテーマを探る。以前の会話で出た話題を覚えておき、次回の会話で触れると、「自分に関心を持ってくれている」と感じてもらえます。 ■相手の話に寄り添い、気持ちよく話せるように 会話の流れを壊さない心遣いも必要です。例えば、相手が「子どもがサッカーを始めた」と話しているのに、自分の好きな海外サッカーの話をする。 「お正月にハワイに行った」と聞いたときに「ハワイですか、私は2年間も住んでいましたよ」と言ってしまうと、ハワイという共通点よりも自慢話に受け取られてしまいます。 相手の話に寄り添い、気持ちよく話せるように心がけることが大切です。 共通点は、コミュニケーションを円滑にするだけでなく、人間関係を深める強力な武器です。共通点が見つかれば心の距離が一気に縮まり、「この人とは気が合う」という安心感が生まれます。こうして築いた信頼関係は、ビジネスでも大きな成果につながります。 可愛がられる人や信頼される人は、この共通点を上手に活かし、自然と相手との絆を深めているのです。