「想像以上に苦しい3年間だった」銅メダル獲得のレスリング須崎優衣 パリで響いたねぎらいの拍手に感謝
◇パリオリンピック2024 レスリング女子50キロ級3位決定戦(大会13日目=日本時間8日 シャンドマルス・アリーナ) 【画像】相手を圧倒し意地の勝利をあげた須崎優衣選手 女子50キロ級の須崎優衣選手。3位決定戦で相手を圧倒して銅メダルを獲得し、インタビューに答えました。 オリンピック2連覇がかかる今大会でしたが、まさかの初戦敗退となった須崎選手。「昨日初戦で敗退してから本当に苦しい2日間だったのですが、周りの方々が背中を押してくれて立ち直らせてくれたので、周りの方々に心から感謝したいです」と話します。どん底から切り替え、銅メダルを獲得できた背景には、周囲の方々の支えがあったようです。 さらに、東京オリンピックが終わってからの3年間について問われると、「この3年間は結果だけ見たら順風満帆に来ているように見えるのですが、全然そうではなくて、けががあったりいろいろ苦しいことを乗り越えての3年間だったので想像以上に苦しい3年間だったと思います」と明らかにしました。 3位決定戦終了後には、日本のファン、外国のファンを含め、観客席から須崎選手をねぎらう拍手が送られました。須崎選手は「オリンピックチャンピオンの須崎優衣じゃなければ価値がないと思っていたのですが、負けたにもかかわらずこうして声援を送ってくれて、負けたのに信じてくれて励ましてくれた方々に感謝したい」とコメントしました。 今後について「オリンピックチャンピオンになった姿をもう一度見てもらえるようにこれからの4年頑張っていきたいです」と、早くも4年後の王座奪還を見据えました。