今週も異例の高温 東京都心は19日(土)まで夏日続く予想 週末は気温変化大きく
3連休は好天に恵まれた地域が多いが、東・西日本は気温が高く、日傘や冷たい飲み物が手放せない状態が続いている。あす15日(火)以降も暖かい空気に覆われて、時季外れの高温となる地域が多い見込み。ただ、19日(土)ごろは北から冷たい空気に入れ替わり、北日本や日本海側で急に冷えてきそうだ。
しばらく気温高い
きょう(月・祝)も東・西日本は汗ばむ陽気で、西日本の内陸を中心に気温が30℃近くまで上がる見込み。夏場に比べると空気が乾いているものの、日なたにいると体力の消耗を招くような暑さだ。水分補給や休息を心がけるようにしたい。なお、西日本や関東は、午前中より雲の広がる地域がある見通し。
あす(火)は、日本海から前線が近づく見込み。日本海側や北海道で遅い時間ほど雨の範囲が広がり、その他の各地もきょうより雲が多くなりそうだ。ただ、南風の影響で全国的に気温が高く、大阪や鹿児島は29℃まで上がる見込み。16日(水)は太平洋側でも一時的に雨が降るものの、昼間は25℃を超える所が多い見通し。
17日(木)~18日(金)は各地で雲が多めだが、晴れ間の出る所もある見込み。気温の高い状態が続き、関東から西は28℃前後、九州など30℃くらいまで上がる所がある見込み。北日本は内陸を中心に、朝と昼の気温差が大きくなりそうだ。
気温変化大きい
10月としては異例の高温も、今週末にはいったん途切れる見込み。19日(土)は北から冷たい空気が流れ込み、北日本や日本海側で急に気温が下がり、北海道は本格的に寒くなりそうだ。関東から西の各地も20日(日)は秋本来の空気に入れ替わるが、その後は再び気温が上昇に転じる可能性が高くなっている。 (気象予報士・高橋和也)