初来日エジプト人の祖父と日本人ハーフ5歳孫娘の再会に感動の嵐「じぃじの反応は万国共通でほっこり」「2人が抱き合う姿に涙が出る」
◆「日本式教育」がエジプトでも広まりつつある…社会で役立つチームワークや丁寧さを教える教育は海を越えて評価
――ルナちゃんは、いま5歳です。日本では幼稚園や保育園に通いますが、エジプトにも幼児教育を受ける場があるのでしょうか? 【恵さん】 エジプトの5歳児は、小学校のKGクラスにあたり、幼稚園や保育園はありません。もう少し小さい子どもが通う働くママのためにある場所が、幼稚園や保育園です。ですが、最近のエジプトでは、日本の学校で当たり前に行われている「特別活動」を中心とする「日本式教育」を活用した学校作りが、広まりつつあります。 ――教育や育児において、エジプトと日本の違いを教えてください。 【恵さん】 エジプトの良いところは、オープンな社会だと思います。教育や育児でも思ったことをはっきり言います。エジプトでは、小さな子どもでも歴史や政治、信念や信仰の違いなど、オープンに教えてもらいます。それは日本にはあまりない文化であり、学べる機会が少ないことに残念だと感じています。 ――日本の教育に関しては、どのように感じていますか? 【恵さん】 日本では、現実的に社会で役に立つチームワークや丁寧さを教える教育だと思います。子どもでも時間やルールを守り、責任を持って行動することが学べます。 ――子育てをする中で、恵さんが大切にしていることはありますか? 【恵さん】 日本の血を受け継いでいるので、娘には知ってもらいたい日本の文化がたくさんあります。日本に住んでいるので、日本の学校に通ってほしいとも思っています。そしてエジプトの血も受け継いでいるので、エジプトの文化や言葉も知ってほしい。子育てにおいて、そのバランスを上手く取れるように心がけています。