菊池風磨の「許せない!!」が生まれた背景ーー『ドッキリGP』の“全部ガチ”で仕掛けている「驚く舞台裏」 なぜ令和でも「ドッキリ番組」がウケる?
■他の番組でウケたからといって真似したくない 菊池風磨さんをはじめ『ドッキリGP』をきっかけに注目を浴びたタレントは多い。一方で、他局でもドッキリを仕掛ける番組はあるが、他で特にウケている人などを重ねてキャスティングしたり、参考にしたりはするのだろうか? 「これはフジテレビ特有の考え方かもしれませんが、他の番組で面白かったからうちでもオファーするというのはあまりしたくないんですよ。やっぱり『ドッキリGP』で新しい人を見つけたいという気持ちが強いんです。
また、フジテレビはタレントファーストのテレビ局だと思っています。タレントに対して、特別愛情が深いですし、僕も演者さんが大好き。だから、『ドッキリGP』は視聴者の皆さんに喜んでいただくのはもちろん、ドッキリにかかってくれた演者さんにまた来てもらうためにも、絶対に面白くオンエアするという気概でやっています。そこから、演者さんを大事にするという番組の想いがしっかり伝わるように。それがフジテレビの特色なのかなと思いますね」(中川さん)
「番組から新たなドッキリスターを発掘したい」「演者が大好き」という中川さんの考えは、“オリジナルにこだわる”フジテレビらしさを感じさせる。1970年代後半から1980年代に人気を博した『スターどっきりマル秘報告』から始まったフジテレビのドッキリ番組のレガシー。令和の世に変わっても、今の時代に合わせながら『ドッキリGP』が継承している。
ジャスト日本 :ライター