小池都知事が記者会見5月29日(全文1)6月1日午前0時にステップ2へ
引き続きマスクの着用は必要
それからもう1本ありますので。熱中症。新型コロナウイルスの封じ込めに向けて新しい日常の下で、先ほどもマスクの着用ということをお願いいたしましたが、一方で熱中症の注意喚起ということもいたさなければなりません。蒸し暑い、暑い時期に入ってきたわけでありますが、このコロナウイルス感染症拡大を防止するためには引き続きマスクの着用は必要だと申し上げております。 一方で気温と湿度が高い中でマスクを着用しますと脱水などを引き起こしやすくなる、そして熱中症の恐れが増すわけでございまして、この辺も医学的にも指摘をされる方いらっしゃいます。このような場合にはどうしたらいいか。まず喉の渇きを覚える前に水分をしっかりと小まめに補給をする。 それから在宅勤務などで自宅で過ごす方もこのところは本当に増えております。これはぜひテレワークを続けていただきたいと思いますが。ただし、東京消防庁によりますと、熱中症の発生場所のトップが、実は住まいなんですね。それが約4割を占めているということで、ですから屋内で過ごす場合でもエアコンや扇風機などを適切に使っていただきたい。その上で今年は特に3密のうちの密閉を回避するためにも窓を開けるなど、室内の風通しを良くすることを心掛けていただきたいと思います。 そういうときにじゃあエアコンの効率が悪くなるじゃないかというふうにお考えになるかと思いますけれども、併せてエアコンなどの小まめな温度の調節をお願いしながら、風を取り入れたり、エアコンで冷やしたりという細かな作業かもしれませんけれども、ご自身を守るためにもそのようなことをまず頭に刻んでいただいて、実行していただきたいと存じます。 これまでとは異なる生活環境が今、行われているわけでございますけれども、健康の管理にはコロナに対しての健康管理もそうですが、それ以外にもこの熱中症という別の形でも健康をしっかりとお守りいただきたいということ、これをお伝えしていきたいと思います。それでは私のほうから以上であります。 【書き起こし】小池都知事が記者会見5月29日 全文2に続く