小池都知事が記者会見5月29日(全文1)6月1日午前0時にステップ2へ
都立学校は6月1日から分散登校実施
また事業者が確実に感染拡大防止策を実施できるように、実践できますように対策を講ずべき項目はチェックシートにまとめて提供いたします。さらには事業者の皆さんが感染拡大防止の取り組みを実施している場合には、都民の皆さんにちゃんとここのお店、やっていますよということをお知らせする、そのようなサインと申しましょうか、ご覧いただいているようなデザインのステッカーを、これをお店に貼っていただくということでございます。くれぐれも事業者の皆さんにはこれらのガイドライン、それぞれの業界でお作りになったガイドラインを徹底して行っていただく。そしてまた都民の皆さんには、利用者の皆さま方にはこういったサインを見つけながら、チェックをしながら、そしてまた、やはり利用者の皆さんのご協力も必要でございますので、それらについての都民の皆さん、そして事業者の皆さん、そろってこれからも感染拡大の防止に努めていただければと、このように考えているところでございます。 それから学校です。都立学校につきましては6月の1日から分散登校を実施いたしまして、段階的に教育活動を再開することといたします。それぞれの学校においては、今回新たに策定したガイドライン、こちらもガイドラインですね、それに基づいて感染症の予防策を徹底していただきます。また、それぞれの家庭でも日々の感染予防に努めていただくなど、学校の新しい日常、新しい日常学校版、こちらの定着に向けた協力をお願いいたします。
「ウィズ コロナ宣言」を行いたい
週明け、6月1日からですが、ステップ2に移行するわけでございますが、それでも現在もなお一定数の新規陽性者が発生いたしているのも事実でございます。忘れてならないのは、やはり現時点で有効な治療薬であったりワクチンが実用化されていないということであります。この状況が改善されない限り、このウイルスの拡大を防ぐ手だてというのは、結局のところ私たち自身の強い意思と行動のみということになるわけであります。 新型コロナウイルスとの戦いというのは、これは長期にわたるということが見込まれるわけでございまして、そこでわれわれはいや応なくこの新型コロナウイルスと共に生きていかなければならないということを認識していかなければならないと思います。そこでこれからも、コロナと共にという意味で、ウィズ コロナ宣言、これを行いたいと存じます。コロナと共に生きていく。そして新しい日常をしっかりとみんなでつくっていく。それによって正しく恐れよといわれていますけれども、ウィズ コロナ、この時代をこれからも私たちは生きていく。そしてこれからのワクチンやお薬など、研究開発なども進めていただく。検査・医療体制、しっかり組んでいく。さまざまなことのベースにしてウィズ コロナという考え方、これはもう避けられない現実として私たちが共通認識として持っていくという必要があると思います。 そこで、ノーベル賞を受賞されまして名誉都民でいらっしゃいます、北里大学の大村先生がいらっしゃいまして、この大村先生がイベルメクチンなど、この開発もされておられる。アフリカの皆さんの、これまで何万人どころか何百万人の健康を守ってきたそのお薬などが有効だともいわれております。いずれにしましても一刻も早く治療薬、そしてワクチンが実用化されること、それを期待をし、また都としても後押しができればと思います。 その間にはPCRセンターの拡充、抗原検査、そして組み合わせました検査の効率化、迅速化、抗体検査の実施による感染動向を把握すること。さらには妊婦さんの方に対しましてのPCR検査を実施するということなどなど、検査体制の拡充をさらに図ってまいります。また人と人との接触を避けるための感染者の適切な療養施設、重症度に応じた治療、医療体制の確保に引き続き努めてまいります。それから保健所との情報共有でございますが、これについてはデータベース化をいたしまして、これまで明らかになった幾つかの問題がございました、これを克服して情報の見える化をしっかりと行ってまいります。