子どものはじめてのそうじに最適!「トイレそうじ」のコツとやり方
そうじを通じ、子どもの力を伸ばす「そうじ力」を提唱する舛田光洋さん。舛田さんが子どものはじめてのそうじに、「トイレ」をおすすめする理由とは? 『賢い子の「そうじ力」 そうじで身につく集中力、思考力、判断力』より抜粋してご紹介します。 ※本稿は、舛田光洋,宮本さおり著 『賢い子の「そうじ力」 そうじで身につく集中力、思考力、判断力』(日本実業出版社)から一部抜粋・編集したものです
「そうじ力」の土台つくりにはトイレのそうじが最適
私は仕事柄、いくつもの会社や家庭のトイレを見てきましたが、トイレが汚れているところで繁栄しているところを見たことがありません。また、学校でも、トイレが汚れているところはあまり良い雰囲気を感じません。 トイレは小さな部屋のため、短時間のそうじでもキレイにできます。なのに、キレイになっていない……なぜなのでしょうか? 小事が大事ということわざがありますが、トイレが汚れているというのはその良い例だと思います。 舛田メソッド「そうじ力」では、トイレを 「感謝と謙虚さ」を表す場所 と考えています。 トイレそうじは短時間でも取り組むことができるため、キレイになったという実感がすぐに得られる場所です。 ですから、キレイにすると気持ちが良いこと、清々しい気持ちになることをお子さんでもすぐに味わうことができます。この自分でキレイにすることができた、という小さな成功体験の積み重ねが、大きな自信へと繋がっていくのです。それを短時間で親子で実践できるトイレそうじは、最初にトライする場所としてふさわしいのです。
トイレで健康診断? スマートハウス
最先端の技術を生活に活かす研究が様々な分野で始まっている現代、皆さんは住宅についての研究が始まっていることをご存じでしょうか? 最先端の住宅として、スマートハウスなるものの開発が進んでいるのです。その中にトイレに関するものがあります。 健康診断でも必ず行なう尿検査ですが、自宅のトイレで尿検査ができる仕組みの研究が進められているのです。これは、普段のように用を足すと、自動的に尿検査ができるというものです。 一般的にトイレと聞くと、汚いというイメージを持たれがちですが、排泄物は大切な健康のバロメーターです。人間は排泄をすることにより、体外に毒素を出しています。毒素を全て飲み込んでくれているのがトイレです。ですからトイレは生活に欠かすことのできない大変ありがたい場所だといえます。 そして、トイレは家族全員が必ず使う場所でもあります。家族全員が使う大切な場所をキレイにすることで、家族みんなが気持ち良くトイレを使うことができるようになるのです。