ラスト2戦!大混戦を抜け出すのは?「東海大学×法政大学」。関東大学リーグ戦2024
前戦の首位・大東文化大学戦は、前半にモールで連続トライを奪われるなどフォワード戦に課題が残った。
前半にフォワード戦で押され気味となった東海大は展開攻撃に切り替えるも、大東大の両センター(ハニテリ・ヴァイレア、橋本颯太)の好タックルから再三にわたり被ターンオーバー。インターセプトからの独走トライも浴びる悪循環で、前半を14-33で終えた。
しかし後半は武器の強力スクラムから主導権を奪い返し、完封&3連続トライで同点決着(33-33)に持ち込んだ。
東海大は9月29日の日本大学戦(62-31)から約1カ月以上白星がない。今週に番狂わせを許せば、リーグ連覇が6でストップする可能性があるだけに必勝の一番だ。
先発フォワードに海外留学生はいないが上級生(3・4年生)のみで構成された経験豊富な布陣。法政大戦ではふたたびフォワードでスカイブルー軍団の意地を見せたい。
長年強化しているスクラム、モールなどFW戦で前進すれば、CTB近藤翔耶共同主将やフィニッシャーWTB中川湧眞、FBセブンズターら有能バックスが躍動する本来の姿になるはずだ。
リーグ7連覇へここで負けられない東海大。なんとしても選手権出場争いに残りたい法政大。キックオフは午前11時30分。秋の江戸川で、いざ勝負だ。
多羅 正崇