ラスト2戦!大混戦を抜け出すのは?「東海大学×法政大学」。関東大学リーグ戦2024
今週11月10日(日)の4試合、そして今月末の11月24日(日)の4試合で、リーグ戦1部の全順位が決まる。
まず5試合終了時における順位を確認しておきたい。
順位チーム勝点勝ち引き分け負け1大東大254102東海大233113東洋大234014流経大203025法大183026日大101047立正大101048関東学大6005
首位は大東文化大学。今週の流通経済大学戦に勝てば、他会場の結果次第では2017年度以来の優勝が決まる。
その「他会場」のひとつが、11月10日の東京・スピアーズえどりくフィールド。11時30分キックオフされる「2位東海大学」×「5位法政大学」だ。
チャレンジャーとなる法政大は選手権出場の可能性が残っている。一方で今週負ければ2季連続の出場を逃すシナリオもある。
法政大は2週間前の前戦、流経大に31-47で2敗目。13回を記録したペナルティが痛手となって、流経大のダイナミックラグビーを受け止めきれず7トライを浴びた。
ただ法政大は主力の安定度が高く、大崩れせずに今季3勝を奪取。確実なゲインが見込める大器NO8宮下晃毅、ミスが少なく戦術眼にも優れたハーフ団(SH小山田裕悟、SO金侑悟主将)、アタックセンスが光るCTB田中大誠もおり盤石だ。
東海大戦は、上記メンバーは引き続き先発となり、前戦からは3名が先発に入った(PR守安史成、LO山内滉太、CTB中井駿)。
189cmのLO山内が入ったこともあり平均身長は東海大の先発8人を若干上回った。また、センターで起用されてきた対人に強い炭竈柚斗は今週ウイングで先発。フィジカリティを活かしたトライに期待したい。
一方の東海大学は今季、アップセットを浴びた。2年前と同じく、東洋大学に26-33で今季初黒星を喫したのだ。
東海大のリーグ6連覇を支えた地盤はフォワードの優位性だったろう。近年は、レキマ・ナサミラ(横浜E)ら破壊的なキャリアーに加え、ペナルティ奪取できる強力スクラム、高確率でゲインするラインアウトモールも強力だった。