「こわい!と思ったらすぐ出てきて」6歳の息子に男子トイレの〝お作法〟教える絵本が話題 作者はママ
絵本を描いたきっかけは
しかしその後、志士ノまるさんとりっくんがホテルに泊まったとき、部屋のトイレで〝事件〟が。 トイレから出てきたりっくんのあとで志士ノまるさんが入ってみると、便器の周りが「びしょびしょだった」といいます。 「流すボタンと間違えて洗浄便座のボタンを押したようでした。まだ字も読めないし、トイレによって流すボタンが違うので、間違えたようです」 ふたが閉まっていたため〝大惨事〟は免れましたが、りっくんは何が起きたか分からず、気づいてもいなかったそうです。 振り返ってみると、家ではズボンを脱ぎながら個室に入ろうとすることや、ズボンを最後まで上げきれずパンツ丸出しで出てきたこともありました。 「私はシングルマザーですし、一緒に男子トイレには行けません。でも、息子は身長が高く、女子トイレに一緒に入ると周りの人が驚いてしまうかもしれません。少しずつ男子トイレに適応してほしくて、絵で見せて理解してもらおうと思いました」
息子の興味は…
りっくんに豆本を見せたところ、「大好きな電車が描かれていないので、1、2回見て興味を失ってしまったようです」と志士ノまるさんは苦笑します。 それでも、着々とトイレの経験を積んでいるりっくん。現在、志士ノまるさんと出かけたときは商業施設など人の出入りが多く、「安全そう」と判断した場所でひとりで男子トイレに入っているそうです。 Xでの反応に、「同じ悩みや不安がある人は多いんだなと思いました」と志士ノまるさん。「ママからの反響が多く、共感してくださる方もいてうれしかったです」と話しています。