「こわい!と思ったらすぐ出てきて」6歳の息子に男子トイレの〝お作法〟教える絵本が話題 作者はママ
外出先でひとりでトイレに行けるようになった6歳の長男。でも、ちゃんとできているのか心配でーー。そんな思いをもとに、イラストレーターの母親がトイレでのお作法を描いた手のひらサイズの絵本を作りました。背景には、洗浄便座での苦い経験がありました。 【画像】「わかりやすい!」トイレのお作法、息子に教える〝絵本〟
「ひとりでトイレ」お作法まとめる
SNSなどでエッセイマンガを描いている志士ノまるさん(@shishishishimr)は、保育園の年長クラスに通う長男のりっくん(6)をひとりで育てています。 りっくんには自閉スペクトラム症と軽度の知的障がいがあり、コミュニケーションや文字を覚えることが苦手です。 そんなりっくんのために、志士ノまるさんはあいさつやひらがな、トイレに興味を持ってもらえる豆本や、困ったときに周りの人に見せるための名前や住所、特性が書かれた豆本を作ってきました。 今夏、外出先でもひとりでトイレに行くようになった、りっくん。しかし、まだまだ不安なことがあったため、「ひとりでトイレにいくときは」という、トイレでのお作法を描いた豆本を作りました。 「トイレに はいるまえに ズボンを おろしちゃ… ダメー!!」 「しっかり ふこうね」 「いろんな ながす ボタンがあるよ」 「こわい!とおもったら すぐに でてきてね」 「ズボンを しっかり あげてね」 「しっかり てを あらってね」 豆本では、分かりやすいイラストとともに注意してほしい点を描いています。 Xに投稿すると、「わかりやすくてその場でサッと確認できる素敵なアイテム」「流すボタンは本当色々ありすぎて子どもに説明するの大変だからマネしたい」「こういうご指導、大切ですね」といったコメントが寄せられ、2万近い「いいね」がつきました。
6歳、ひとりで男子トイレに入れるように
志士ノまるさんによると、りっくんがおむつを卒業したのは年中だった今年1月です。以降も基本的には一緒に多目的トイレに入っていたといいます。 少しずつ男子トイレに慣れてもらいたいと考えていた志士ノまるさん。週2回通う発達支援施設でも、りっくんが男子トイレに入る練習をしていたといいます。 その影響もあってか、あるとき志士ノまるさんが商業施設で「男子トイレに言っておいでよ」とりっくんに声をかけると、さっとトイレに入っていきました。 「ちゃんとできるか、男子トイレの近くでびくびくしながら待っていました」と志士ノまるさんは振り返ります。りっくんはその心配をよそに、きちんと手を洗って出てきたそうです。