吉田鋼太郎「優しさと知性に裏打ちされた強さを持っている人はカッコいい」
『ハムレット』
蜷川幸雄のもとでシェイクスピアの全37戯曲を完全上演することを目指し、1998年のスタート以来、国内外に次々と話題作を発表してきた彩の国シェイクスピア・シリーズ。シリーズ完結間近でこの世を去った蜷川幸雄から芸術監督のバトンを引き継いだ吉田鋼太郎は、2017年から残された5作品を見事に上演。そしてついに、24年5月、吉田鋼太郎が新たに立ち上げる【彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd】が始動する。その記念すべき一作目に吉田が選んだのは、シェイクスピア不滅の金字塔『ハムレット』。また、そのタイトルロールを担うのは、吉田からの信頼も厚く、満を持して大役に挑むことになる柿澤勇人。北香那、白洲迅、渡部豪太、豊田裕大ほかが出演。 5月7日(火曜)~26日(日曜)、彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
文/浜野雪江 写真/平郡政宏 スタイリング/安西こずえ