ウォーレン・クロマティ「チーム史上最高打率」「バンザイパフォーマンス」…記憶にも記録にも残る、ファンに愛された巨人最強助っ人
ラミレスがホームラン後に行うパフォーマンスは、芸人の得意フレーズを拝借した「ゲッツ!」=同右=ばかりでなく、自らも考案し、種類が多かった。「しっかり練習して、完璧なものを見せようという気持ちは常にあった」と話す。巨人時代、テレビで放映できる時間は20秒ほどと伝えられていたという。この枠に収まるよう、全体練習後にマスコットの「ジャビット」とベンチ裏で練習を繰り返した。
「勝っても負けても、パフォーマンスを喜び、盛り上がってもらえるのはうれしかった。励みになった」。ただ、チームの調子が悪く、大量失点で負けているときは、自分のことしか考えていないと思われるのは嫌だった。「正直、打ちたくないなと思う時はあった。そういう時に限って、ホームランを打っちゃうんだ」と笑った。