航空自衛隊が誇る空飛ぶレーダーサイト「早期警戒機」の秘密に迫る!E-2C、E-2D、E-767って何が違うの?
航空自衛隊 那覇基地レポートの5回目。今回は、那覇基地に配備されている早期警戒機E-2Cと後継機のE-2Dを中心に紹介する。どちらも背中に大きな「お皿」を載せた、かなり特徴的な姿の航空機だ。E-2Cは、航空作戦を効果的に遂行する使命を担う、非常に重要な飛行機である。いったいどんなことができる飛行機なのか?E-2Cパイロットに詳しく話を伺った。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ) 【写真多数】早期警戒機E-2Cの背中にあるお皿は何のため? ● 航空自衛隊の「サラメシ」を覗いてきました みなさまごきげんよう。 今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。 ……と毎週始まる“前ヨタ”ですが、いつものフェルさんに代わり、今回も本連載の担当編集者、アヤノが前ヨタを代行いたします。 シリーズでお送りしているこの「航空自衛隊 那覇基地レポート」。取材のため、我々は那覇基地に2日間お邪魔しました。基地では航空自衛隊の隊員のみなさんが食べているのと同じ昼食をいただきました。 那覇基地の隊員食堂は、会社や工場の社食のような雰囲気。社食と大きく違うのは、食事をしている人たちが全員迷彩服を着ているということでしょうか。「前の人のマネをして取ってくださいね」と言われて、列に並んでもらってきたお昼ごはんがこちら。 この日はビビンバがメインの献立でした。野菜多め、肉も卵もバランスよく入っていておいしかったです。メニューは1種類なので、みな同じものを食べています。ごはんは白米と雑穀米が選べますが、量は一定。私はちょうどいい量でしたが、若い男性や、訓練などで体を動かす隊員さんたちにはちょっと少なめかも?と思ったり。
テーブルの上に献立表があったので見てみると、事前に1カ月分のメニューがきっちり決まっているようです。土日祝日関係なく、月曜から日曜まで毎日営業、朝昼夕食毎日3食提供しているあたりはさすが。基地は365日休みなしなんですね。 翌日は、幹部食堂の会食場にお邪魔しました。そのときのお昼がこちら。 この日はラーメン、おにぎり、小鉢という献立でした。メニューは隊員と同じで、食器だけ違うとのことです。 箸置きがかわいかったので、思わず写真を撮ってしまいました。……ということで、お待たせしました、いよいよ本編スタートです。 ● E-2Cの特徴を教えてもらおう 前回から始まった、E-2C早期警戒機の見学。前回は、レーダーの詳細や艦載機としての特徴を伺った。この辺りをもう少し詳しく掘り下げていこう。お話を伺うのは、今回も航空自衛隊 警戒航空団 第603飛行隊長 坂田篤史2等空佐である。 フェルディナント・ヤマグチ(以下、F):E-2Cはもともと艦載機であるため、主翼が折り畳めて尾翼が低く、着艦フックがあることを教えていただきました。他に特徴はありますか?