大阪府・吉村知事が定例会見3月31日(全文1)高齢者のワクチン配送、4月8日から
看護師の市町村派遣を行う
マイナス75度での配送ということで、この府のワクチンセンターに、基本的な接種施設としてまず配送されると。4月の当初、まだ数が少ないうちはまず大阪府にいきますから、それを市町村に人口割合で振り分けていきます。そのときの配送についてはこちらのとおり冷凍配送いたします。マイナス15度からマイナス60度の冷凍配送をいたしまして、こうすることによって保管期間も14日間と延びますので、接種する医療機関でも接種がしやすくなるというふうに思います。 ワクチン接種について、大阪府の看護協会の協力も得まして、看護師さんの市町村派遣を行います。市町村において今、ワクチン接種の主体として看護師さん、医療関係者、さまざま準備をしてくれていますが、その中でどうしてもちょっと医療従事者が、確保が難しい団体については、市町村については、手を挙げてくださいという形をして手を挙げてもらった団体に、大阪府のほうから看護師さんを派遣して、ワクチン接種の支援をしていくという制度です。 基本的な仕組み、派遣スキームですけれども、まずこの大阪府の看護協会のほうで看護師さん、特にまだ看護師の仕事、看護師さんの資格はあるんだけども、今、妊娠・出産で休んでいるだとか、そういった方もたくさんいらっしゃるという中で、このワクチンの接種に関して、ぜひ今現役でなくても協力してくださいという呼び掛けを大阪府の看護協会、そして大阪府が協力して、この間やってまいりました。僕自身も視察に行って、皆さんも、報道提供させていただいたと思いますが、現場にも視察にも行きました。
550名がワクチン接種の研修受講
そこで、僕が話した人は結婚・妊娠・出産を機に職場から離れていると。でもこの状況の中でワクチン接種を速やかにやるために自分の力を、少しでも力になればいいと思ってやりましたということで、再就職するというものではないんですけども、ワクチン接種に協力したいと、してもいいと言っていただける看護師さんを掘り起こしていくということを府と府の看護協会は、この間やってきました。 現在、ありがたいことに550名もの方がこのワクチン接種の研修を受講していただいて、登録をしていただいています。筋肉注射ですので、僕も話、現地で聞きましたけども、もう経験のある看護師さんからすると、そんなに難しい話ではない注射です。それでも研修はしていただいた上で、その方を派遣するという仕組みです。まず大阪府のほうで市町村に、ニーズの把握をします。十分足りているところは自前でやればいいし、なかなか難しいというところを応援するという仕組みです。基本的にはだから市町村がやる仕組みを、府が応援するという仕組みです。ニーズを把握した上で大阪府の看護協会と連絡を調整し、そして看護師さんと市町村とマッチング、これも看護協会が行うと。市町村と行うという形になります。これは府が間に入ってマッチングをしていくということです。 現状ですけれども、ワクチン接種に従事する予定の看護師さんはもう十分確保できていますという市町村は現時点で11団体です。そして15団体からは、このスキームに従って看護師さんを派遣してくださいという要請が、希望があります。15団体、11団体以外では、もう検討中の団体もありますし、それから確保はできると思うけれども、スキームは出来上がっていると。ただ、確保できているというわけじゃないけど、これから確保の見込みだという団体もあるということで、ここはさまざまという形になるわけですけども。 希望ありが15団体、そして現時点で希望ないのが21団体。そのうち11団体は、もう自分のところで確保できていますと。希望なしの21団体のうち11団体を除く団体については、例えばまだ確保はしていないけど確保ルートはもう確保しているというような団体で、希望なしというところもあります。そして検討中が7団体あるということです。われわれとしては市町村を支えて、迅速に、円滑に、安全にワクチン接種をしていくということを実施していきたいと思います。