最も高額なのは? J2日本人選手、市場価値ランキング3位。下落を覚悟…。「禁断の移籍」がまさかの失敗!?
明治安田J2リーグの2024レギュラーシーズンが終了した。J2で最も高い市場価値を持つ日本人選手は誰なのか。今回、フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングを順位ごとに紹介する。※市場価値は11月24日時点。価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
3位:氣田亮真(モンテディオ山形) 生年月日:1997年8月12日 市場価値:70万ユーロ(約1億1200万円) 2024リーグ戦成績:30試合3得点1アシスト モンテディオ山形の氣田亮真は、最新の市場価値が70万ユーロ(約1億1200万円)で3位にランクインしている。 ジェフユナイテッド千葉の下部組織で育った氣田は、専修大学卒業後の2020年にV・ファーレン長崎に加入。プロ1年目でリーグ戦32試合に出場すると、2021年にベガルタ仙台へ加入してJ1デビューを果たした。 その後、仙台で活躍を続けて市場価値を着実に上げてきたが、今シーズンからモンテディオ山形に加入。みちのくダービーで激突する隣県のライバルへの「禁断の移籍」となった。 キレのあるドリブルと高い決定力が武器の氣田は、新天地で背番号10を託されて、大きな期待を集めた。第21節で古巣の仙台と対戦した際には、ブーイングを浴びる中でPKを決めるなど、一定の存在感を示した。 しかし、山形はシーズン序盤に苦戦。渡邉晋監督が戦術の変更を進める中で、氣田の出場機会は減少し、第31節以降はベンチ外が続いた。一方で、チームは勢いを取り戻し、最終的に4位でレギュラーシーズンを終え、J1昇格プレーオフ進出を果たした。監督の選択は結果的に成功したと言える。 氣田の市場価値は、仙台からの移籍時に65万ユーロ(約1億400万円)だったが、6月のアップデートで70万ユーロに上昇。しかし、現状を考えると、今後の下落は避けられないかもしれない。 それでも、氣田の能力の高さは疑いようがなく、自身に合った環境が整えば、再び市場価値を高めるポテンシャルを持っている。